日和田山・岩トレ月例会

2015年12月28日(月) 参加者:8名

  • 恒例の岩トレ月例会に行って来ました。

 定例日和田山岩トレは12月28日、世間はご用納で大わらわの日に実施しました。
 いつになく岩場は晴天にもかかわらず、閑散として、名人ルートの一本を除き、我々チームの独占状態となりました。といっても、各自勝手に練習に励げめるほどの余力はなく、岩場に2本のザイルを張り、いつものように初級ルートからの足慣らし登攀を開始しました。今日の岩は、乾燥して登りが楽な反面、指先が凍るようなつめたさで、登りに時間をかけると指先の感覚が麻痺していくほどでした。慣れない人は、手袋では登りづらいとか、ホッカイロで指先を温たりとかで応急対応をしていました。
 それでも、各自、徐々になれだし、本日のメインテーマである雪山対応の実践訓練であるアイゼンでの登攀を開始。予想に反し(私の勝手な思い込み)、意外にも各自、それなりの対応力をみせ、アイゼンでの登攀をこなしていく潜在能力の高さを見せつけました。
 これは日頃の冬場でのアイゼン使用に慣れていることで、岩場での不安定感を軽減でき、前羽2本でピッチを捉えることができるほど使いこなしていると判断して、早々にアイゼン練習を切り上げました。岩場でのガシャガシャ、キシキシの音は、あまり感じがよくないこともあります。今日は独占状態が幸いしまして音の苦情はありませんでした。
 いつものように、女子の持参した豪華副食をもらいながら昼食を済ませ、男岩ルートでザイルを張り直し、新ルートに挑戦。今度は少し高度感が増しました。上部ザイル確保地点では日があたり気持ちがよかったのですが、下部の登り地点では、日があたらず寒かったそうです。各自一回づつ最後の一越しに苦戦をしながらも登り、ロアーダウンで練習を無事終了しました。
 この岩トレは、月1回のペースで、継続することで岩場の高度感や不安定感になれ、高山での対応力を高めるために実施してきました。電脳支部で開催機会を与えられ、何十年ぶりに継続して岩に向き合うことができた半年に感謝して、報告とします。
 参加者の皆さん、また各リーダーの協力、来年もよろしくお願いいたします。( K. 記)

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