2016年5月21〜22日(日) 参加者:9名
- 上越の刈羽三山を登って来ました。
- 展望の効く米山や八石山から見ると確かに「三山」でした。
5月21日 水野林道登山口11:12ー水野分岐11:59-12:06ー米山12:45-13:33ー登山口14:26
いつものように朝7時過ぎに熊谷駅南口を自家用車2台で出発。予報通りに天気は上々だ。関越自動車道も多少混んではいるものの、走りはスムーズで湯沢インターから一般道に降りて、越後路をひた走る。ほぼ予定時刻に米山水野林道登山口に到着した。駐車場は満杯なので林道終点の路肩に駐めた。
登山道はよく整備され、何の心配もない。道の両側には、オオイワカガミやチゴユリ、テングスミレなど様々な花が咲き誇り、しばしば歩みを止めて花談義となる。ブナ林に癒されながら登っていく。水野集落からの道を合わせたあとに、少し下るがそれ以外はほぼ一本調子に登り続ける。まるで夏を先取りしたかのように強い日差しと気温の中、1.5時間ほどで米山頂上に到着する。素晴らしい避難小屋がある。ひとまず一等三角点を確認した後、全国に3箇所しか無いという「原三角点標」を探す。すると神社の前の草むらにそれはあった。現行の国土地理院三角点の元になったという原三角点、ほとんどは一等三角点に置き換わって撤去されてしまい、現存するものは雲取山とここ、そして西上州の白髪岩のみという文化遺物を見てちょっと感動する。
頂上からは360度の展望なのだが、今日は少し霞んでいて近くの山しか見えないが、明日登る予定の黒姫山と八石山がよく見えていた。次回はぜひ泊まろうよと思わず言葉が出るような、清潔で快適そうな避難小屋で昼食にして、あとは登山口まで一気に下山した。下山後は日帰り温泉に立ち寄り、スッキリしてから今宵の宿、上下浜の割烹民宿「やまや」さんに向かった。宿では我々のために寝室とは別に集会室が用意されており、ゆっくり寛ぐことができた。夕食では普段あまり目にしない魚をいただきながら、山談義に花が咲いた。良い宿でした。
5月22日 黒姫山登山口9:58ー黒姫山11:00-18ー登山口11:51=八石山南条登山口13:00ー南条八石山(三角点峰、下八石山)14:03-29
ー赤尾八石山14:40ー15:22登山口
豪華な朝食をいただいてから黒姫山磯ノ辺登山口へ向かう。磯ノ辺は棚田で有名だったが、来てみると一部の棚田は畑に変わっていて、ちょっとがっかり。立派なトイレのある広い駐車場から歩き始める。今日もオオイワカガミやチゴユリの群生が道を彩っている。この登山道も一本調子の上り坂で、背中から浴びる朝の光が既にちょっとキツイ。適当に水分を補給しながら登る。昨日より展望は良いようで、振返ると越後三山が樹間に浮かんでいた。
やがて立派な神社の前に出て、ここからは一投足で頂上であった。頂上からは南側の展望が開けており、守門岳あたりから越後三山、上越国境の山々、苗場山などズラッとよく見えた。頂上には小さな避難小屋があるが、宿泊には少々手狭だ。記念写真のあと、今回もグングンと下り、最後の山八石山に向かう。登山口がわからず、ちょっと手間取ったが、目的の登山口に向かうと道は縦列駐車の列。何と本日は南条登山口の山開き。たくさんの人が登っているようだ。しかし午後になってイベントも終わりで、登山口の駐車場まで登って良いと指示を受け、駐車場に急いだ。ここで、簡単に昼食にした後、イベント参加の登山者とすれ違いながら八石山を目指した。
ここも登りっぱなしの登山道で、途中いくつかのヤマツツジの群落に出会った。1時間ほどで広場になった頂上に着いた。周囲はほぼ360度の展望で、佐渡ヶ島がよく見えていた。ここから見ると刈羽三山は程よい三角形の頂点になるような位置にあり、なるほど三山だと納得した。頂上には地元団体の避難小屋「豆の木小屋」とお休み処「やまぼうし」という2つの綺麗な小屋があり、少し離れたところにトイレもあるという事で、快適な夜を過ごすことができそうだ。ただ、小屋は小さいので地元の方が入っていると定員オーバーになるだろう。利用したい時は管理者に連絡するのが無難だろう。
頂上からは沢コースを下山することにしたが、せっかくだからとすぐ近くの赤尾八石山に足を伸ばした。ここには円形展望台があり眺めがよい。南条八石からは樹木の影で見えにくかった米山がよく見えた。さぁあとは下山するだけだ。沢コースの水場で喉を潤した後、一気に下った。一日中良い天気で今日も楽しい山行になった。帰路は小千谷インターから関越道を戻ったが、激しい事故渋滞があるので、途中北関東道に入り伊勢崎インターから一般道を帰熊した。
(O.記
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