御正体山から石割山

2016年11月20日(日) 参加者:13名 本部合同

  • 道坂隧道から御正体山を越えて石割山まで。
  • 長い縦走路でしたが、下った後の充実感はひとしお。

行程
道坂隧道バス停8:51-御正体山11:41〜12:10-石割山14:53〜15:07-平野バス停16:08 (実働5時間43分)

 朝から濃霧で電車のダイヤは大幅に乱れ、集合時刻に間に合わない人が続出。だが、今日の長い行程を考えると待つわけにもいかず、間に合った人たちだけで都留市駅からバスに乗った。
 道坂隧道のバス終点には、多くの人が降り立ち、また駐車場はほぼ満杯だった。今日はたくさんの人が登るようだ。歩くこと15分あまりで、今倉山から御正体山を結ぶ稜線に出た。ここから長い縦走の始まりだ。葉を落とした木々の間から青空が美しい。
 稜線の縦走路は小さなピークをいくつも越えながら御正体山へと迫っていく。時折綺麗に色づいた木もあるが、すっかり周囲は初冬の雰囲気だ。やがて道志道へのエスケープルート分岐を過ぎると今日唯一の急坂が現れる。息を切らして登りつめると、何もご褒美のない御正体山頂上に着いた。展望があればねぇ!しかしこの道を実働2時間30分あまりで歩ききった、今日のメンバーには脱帽だ。頂上でのんびりお昼タイムの予定だったが休んでいると寒いので早々に出発となった。
 ここからは今までと同じくらいの距離を一路石割山まで。御正体山から大きく下るとあとはまた小さなピークをひとつずつ越えていく道になる。そして送電線の広場で、ようやく朝の車窓以来の富士山にご対面。富士山と杓子山の間には南アルプスのジャイアントたちがズラリと連なっている。
 さぁ石割山までもう少し。このあとは時々尾根が痩せてきたり、逆に広々とした丸い草原の尾根になったり、あるいは背丈ほどもある笹をかき分ける道になったりと変化のある道を行く。そしてようやく今日の最終目的地、石割山に到着した。富士山の展望が素晴らしい。だが今日はこの美しい富士山で登山者の命が失われてしまったようだ。
 だいぶ陽の傾いた富士山に別れを告げて、石割神社への道を下る。石割神社の御神体であろう大岩はまさに割れ石。豪華なしめ縄がかかっている。割れ目を通って、何かご利益があるのだろうか。少なくとも自分は太りすぎではないと実感はできる。私にとってはありがたいことだ。
 神社をあとに平野のバス停までノンストップ。石割山から1時間足らずで降りてしまった。今日は長い道のりでしたが、この道をコースタイムを大幅に短縮して歩ききりました。解散後のビールはさぞかし美味だったことでしょう。皆様お疲れ様でした。

 Script and Photo by O.

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