2017年1月28日〜29日(日) 参加者:4名・費用(交通費と宿泊費)3500円、食費は各自
行程
- 要害山に登ろうとしたが、途中でスキー場の係員に登山禁止と言われ頂上直下であえなく下山。
- 以前に登った坂戸山に転進して頂上から魚沼盆地の景観を楽しんだ。
- 桂山は登山口に駐車場所を確保できず、登山断念。上越国境の三国山に転進した。
- 三国山は好天に恵まれ、我々だけの独り占めで展望を楽しんだ。スノーシュー登山の醍醐味を味わった。
熊谷駅7:10=要害山登山口10:50ースキー場上部(登頂断念)11:42〜12:10ー登山口12:37=坂戸神社P13:51ー坂戸山15:26〜43ー神社16:37=ムイカスノーリゾート(泊)
高速道路は事故渋滞で高崎から前橋、駒寄あたりまでノロノロ運転。出鼻をくじかれた感が強い。実際今回の山行はくじかれっぱなしだった。
大和PAのスマートICを降りれば、要害山までは一投足。集落をウロウロして登山口の神社の鳥居前に少し雪かきをしてクルマを停める。参道の脇には湧き水があり、地元に愛されている神社と思われた。ここから急峻な参道の階段を登り、と言っても完全に雪に埋もれているが、一段上がると可愛らしい神社があった。ここからいよいよ尾根に取り付くためにひとしきりの急坂をスノーシュー蹴りこみながら登る。
あとは快適な稜線をスノーシューを滑らしながら登っていく。スキー場の縁に出てコースの脇を歩く。やがてスキー場リフトの頂上駅に出た。あと100メートルあまりで頂上のはずだが、相当急な斜面が行く手を阻む。リフトの監視小屋の方に回りこんでゆるい傾斜のリッジ状を登ろうとしたら、スキー場の係員に呼び止められた。何でもスキー場外への立ち入りは禁止だそうだ。どういう権限での指示なのかと聞いてみるが要領を得ず、ここで闘ってもいいのだが、そうまでして登りたい山か?という事もあって、素直にここで撤退とした。途中ですれ違ったパトロールの人には何も言われなかったので、問題ないと思っていたのですがね。
北側にスキー場とは関係なく、頂上にまっすぐ登る稜線があるので、下山してからそっちに行ってみようかとクルマを向けるが、駐車スペースがない。自力で雪かきをしてスペースを作らないと停められそうにない。結局このルートも断念。明日への不安がよぎる。
まだ時刻も早いので、通り道の坂戸山に登ろうと寄り道する。雪捨て場への道にクルマを停めて、坂戸神社から登り始める。例によって地元の方々が今日もたくさん登っており、トレースはツボ足幅で、ところどころ踏み抜き穴もある。天候も回復して青空が広がりだし、時に急坂もあるが、快適な稜線歩きで坂戸山頂上に着いた。八海山の眺めが素晴らしい。その手前に明日登る予定の桂山も見える。振り返れば魚沼盆地の眺めが傾いた日差しを反射して美しく見える。周囲の眺めを堪能した後、もはや夕陽といっていい光の中を下山した。
---- 小さな写真をクリックすると大きな写真が見られます。写真をスクリーンショーにして見ることもできます。 ---- |
行程
ムイカスノーリゾート=桂山登山口(中止)=三国トンネル越後側駐車場8:57ー三国峠9:50〜55ー三国山11:19〜39ー駐車場12:55=熊谷駅16:30
本当はもうちょっとゆっくりしていたい天然温泉の快適な宿を予定通り7時に出発する。もちろん早起きして朝風呂を楽しんだメンバーもいたようだ。
桂山の、距離は長いが緩やかな尾根の末端に向かう。ここには神社がありそのあたりにクルマを停めるスペースがあるのではと期待したが、やはり雪の中。周囲をウロウロと走り、スペースを探すがどうしても見つからない。結局桂山は諦めて、帰り道の寄り道として、天気がいいこともあり、より展望の優れた上越国境の三国山に向かうことにした。万が一のことを考えて、電脳登山部のY氏に転進の連絡を入れた。
三国峠トンネルの新潟側入口には駐車スペースがある。そこにクルマを停めるが、我々の他に人影はない。身支度を整えて、どうやら昨日登ったと思しきトレースを辿って三国峠に向かった。樹林帯を緩やかに高度をあげていくと夏時間で峠に出る。峠の神社はまだ雪に埋もれてはおらず、すぐ前の鳥居も1㍍以上姿を露わしている。数年前に来た時は、鳥居がほぼすべて埋もれており、まさか鳥居とは気づかず、ちょうどいいベンチがあるとばかりに鳥居のてっぺんに座って休憩したという罰当たりな私だが、今年はまだ雪が少ないようだ。間違えようがない。
ここからは苗場山や上越国境の稜線をバックに、三国山への急登だ。稜線の右側は木がないが何となく気味が悪いので、樹林と雪原の境を登っていく。中程にかなりの急坂があり、下りが心配になるが、帰りに備えてしっかりとスノーシューのステップを刻みながら登る。やがて三国山の頂稜に到着する。北側に回りこむと谷川連峰の展望が開けるはずとワクワクしながら向かうが、肝心の谷川岳は雲の中。だいぶガッカリ。だが振り返れば白砂山へ続く国境稜線がうねうねと続いているのが見える。
三国山頂上三角点に向かうが、もちろん三角点は雪の中で見つかりようがない。GPSでこのあたりと見当をつけて、ここで昼食にした。風を避けながら、しばらくマッタリするが、午後から下り坂という天気予報もあり、空が気になる。案の定白砂山方面は雪雲のような灰色の雲に隠れてしまった。
頂上を辞してもう一度北側に立ち寄ると、なんと真っ白い双耳峰の谷川岳が姿を見せていた。厳冬期にこれだけの展望が得られたことを感謝しながら一路、三国峠に向かう。急斜面も何とかこなして、峠に着く頃には近くの苗場山もおぼろな姿になってしまい、早々に駐車場に降り立った。好天に恵まれラッキーなスノーシューハイクだった。
帰路は、地酒の店に寄ったり群馬名物のもつ煮を買ったりと寄り道しながら帰熊した。
Script by O. and Photo by O. & K.(K.)
---- 小さな写真をクリックすると大きな写真が見られます。写真をスクリーンショーにして見ることもできます。 ---- |