2017年2月25〜26日(日) 参加者:9名
25日
- 初日の飯士山はかなりいい天気。魚沼盆地の眺めがいい!
- 飯士山は南〜東面から見るとスゴイ雪山に見える。
- 清水民宿「やまご」さんでは心温まるおもてなし料理をいただく。美味でした。
- 威守松山への夏道ルートはかなりな時短ルート。割と気楽に登れそう。
- だが当日の天候は曇り/雪で期待していた遠望は効かず、大源太山の勇姿は次回におあずけ。
恒例の7時10分熊谷駅出発で越後湯沢に向かうが、既に関越道は前橋近辺で渋滞。景気回復のせいか、最近土曜朝の混雑がひどい。止むを得ず一般道を赤城ICまで走り、そこから高速道路に乗った。
以降は順調に走り、岩原スキー場の駐車場にクルマを駐めて、いよいよ登山開始だ。スキー場のリフト脇を行儀よく一列で登り、リフト終点駅から飯士山への雪稜に入る。徐々に青空が広がりだして、展望が期待される。去年よりは若干積雪が多いようで、稜線には大きな雪庇が張り出している。南側から見る飯士山は、まるでマレーシア・キナバル山頂上の様な端正な三角形のピークで登頂意欲をそそられる。もっともコチラは雪山だが。
昨年はちょっとヤブっぽくて苦労したりもしたが、今回は順調に高度をあげていくことができ、しかも頂上に着く頃には一面青空が広がり、素晴らしい雰囲気になった。山々にはまだ雲がかかっていたりもするが、風も穏やかで実に快適だった。ここでツェルトを取り出し、荒天時の簡易シェルターとしての使い方を実践した。技術書や雑誌の解説にはあまり記載されていない方法ですが、覚えておいてくださいね。ツェルトを身体に巻いても何の足しにもなりませんゾ!
充分に頂上を楽しんだ後、すぐ近くのスキーコースまで下山する。少し下って振り返る飯士山は、なかなかの風格で、思わず撮影会になってしまう。霧氷も残っており印象的な写真になったことでしょう。あとはスタコラとスキーヤーやボーダーを横目にコースを下山して今宵の宿、清水集落の旧新ハイサービスチェーン、民宿「やまご」さんに向かった。
宿では心のこもった美味しい料理でもてなしていただき、大・大・大感激!!醤油仕立ての猪汁にビックリ。普通は匂い消しに味噌仕立てにするでしょう、と参加の奥様方も感心することしきり。宿のお母さんの料理の腕と、遭難救助隊隊長だったお父さんのお話で、一升瓶があっけなく空になるほどのシアワセな時間を過ごした。
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起床するとあいにくの曇り空。天気予報からも大源太山の勇姿は望み薄だが、宿のお父さんの案内で威守松山の夏道ルートへ向かう。しばらく平坦地をたどり、大学などの山荘が点在する中を過ぎるといよいよ稜線への急登になった。
これぞ登山用スノーシューの見せ場ともいうべき急斜面を登り切ると、稜線は横なぐりの雪模様。もちろん遠望は効かず、積雪期の大源太山の勇姿は来年におあずけとなった。
雪の降りしきる中を威守松山頂上目指して雪稜を辿る。少し行くともう最後の登りになった。数年前に登った神社からの尾根ルートよりかなり楽な道のりだ。しかしこの最後の登りは相当にキツイ。よくも登ったというような、スノーシューの限界かと思われる雪面を登っていく。
やがて傾斜が緩くなり、周囲に潅木がなくなると、威守松山の円頂に到着する。やはり展望はなかった。頂上でしばし休憩して、下りはツボ足で歩く。しばらく前に雨が降ったそうで、そのせいで、一旦雪面の表層が凍りつき、その上に新しい雪が載っているのでスノーシューでは表面の新雪を捉えても、その下の氷の層で滑ってしまう。ツボ足で氷層を突き破り、潜ったほうが滑落の心配が少ない。
割とあっけなく下りきり、尾根を外れて山荘群のある平坦地へと降りていく。ここではツボ足だとあまりに潜るのでスノーシューを装着して下った。夏道を教えていただいたおかげで、予定の半分近い時間で下山することができた。まだ昼食も摂っていない。宿に戻ると、お母さんが休んで行きなさいと室内に招いてくれた。暖かい室内で昼食にした。そしてなんとわざわざ甘酒を用意してくださっており、参加者一同またもや大感激であった。新ハイサービスチェーンはありがたい宿だ。またおじゃまさせて頂きます。ありがとうございました。
Script by O. and Photo by K.(K) 、T.(T) and O.
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