2017年3月20日(月祝) 参加者:10名
行程
- 秩父の山奥、福寿草の咲く秘密の花園へ。
- 十数年も前から来たかった久恋の花園というメンバーもいた。
- 色々な条件があるのだろうが、数年前より規模が縮小しているようだ。
- 落ち葉の下に花芽が隠れている。路面むき出しの踏み跡以外に立ち入らないようにしたいものだが・・・。
西武秩父駅8:55=9:25天目山林道路肩9:30―10:03細窪の廃屋10:10―10:40カラ沢入口10:50―11:55福寿草自生地(写真タイム&稜線にて昼食)12:45―13:15稜線―13:21大ドッケ―14:10 61号送電線鉄塔14:25―14:50天目山林道路肩=途中橋立鍾乳洞の美味しいソフトクリームを食べて15:50頃西武秩父駅解散
今回の企画は、山行帰りの車中から始まった。
3年ほど前にふとインターネットで目にした「秘密の花園」。行ってみたい。でも一人では不安…。時間のある時に情報を集めていた。
昨年、O1さんに「行きたいんだけど」と話したところ、「行ったことあるよ」の一言で撃沈。今年は山友一人に話してみた。もう一つ気乗りしない様子。そして運命の3月4日。山行を終えた車中で秘密の花園の話を何気なくしたところ、K氏が「下見に行ってみるよ」と。そして、行きがかり上、初係をすることになった。
実施日一週間前、K氏とO2氏が下見に行って下さった。それも一度は花園に行きつけず、次の日もう一度行って下さった。当日は、自分が先導をしなくてはならないが、困った時は教えてもらえるという抜群の安心感。甘えすぎない様、自分なりにシュミレーションを積んだ。
こうして迎えた当日。高気圧が日本の上にドンとある。天気は申し分ない。福寿草の開花状況も満開のよう。あとは怪我なく皆で花園に行きつくのみ。
西武秩父駅からK氏とO3氏の車で登山口に向かった。この分岐を右へ、次の分岐は左へ。シュミレーション通りコースを進める。健脚限定とさせていただいただけあって、想定よりも速いペースで廃墟に着く。息の上がっている人は誰もいない。
倒れた鹿防御ネット地帯を過ぎ、いよいよ一番緊張するトラバース地帯へ入る。途中の分岐、想定外の分岐だ。後ろのK氏を振り返ると、目で「右だ」と合図を送って下さった。この分岐から左に進んだであろう人たちが沢近くのルートを取って苦戦していた。我がパーティーはここも難なく通過した。
次は標高770mあたりのカラ沢入口。ここから左の沢を詰めてゆくのだが、直進して右の沢に進んでしまい花園に行きつけない人たちが多いようだ。注意していれば、左にピンクのテープが二つもついているので気づくだろう。 この分岐からカラ沢を450m登りつめる。雪も少し残っている。急登に息も上がり始めているようだ。それでも凍ってもいないし、踏み抜きを心配する必要もない。恵まれた条件の中1220m地点に近づいた時、黄色いものが見えた。苔の色とは違う。福寿草の黄色。
到着! 皆の顔に満面の笑みが浮かんだ。その一帯にだけある福寿草の群落。まさに秘密の花園。入山する人も増えて、少しづつ花が少なくなっているそうだ。私たちは花園から少し離れ昼食タイムとした。Oさんお手製のお稲荷に舌鼓を打つ。
写真タイムとランチタイムでたっぷり50分の時間をとって花園を後にする。ここから130mの急登。お腹いっぱいで足が重い。つづら折りにコース取りをしようと思った時、「直登で行こう」と声がかかる。「いい?」と伺うと誰も反対しない。では、直登! みんな遅れずに登ってくる。さすが健脚。
稜線に出て、大ドッケで集合写真を撮り、61号鉄塔までノンストップで80分下る。凍っているところもあって少しハラハラしたが、ベテランの面々はなんなく下山する。地蔵峠から林道へ降りる際、お助けザイルが必要なところに降りてしまったらと心配していたが、迷いようのない林道が続いていた。
こうして初係の山行が終わった。3年思い続けた秘密の花園。二度目のリベンジの人も2人。19年気になっていたというメンバーもいた。参加いただいた皆様のおかげで、この上ない恵まれた状況のもと、無事に秘密の花園に行くことが出来た。「下見に行ってみるよ」との言葉で背中を押してもらい、抜群の安心感を与え支えて下さったK氏に心から感謝している。ありがとうございました!
Script by M. Photo by M. and O.
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