燕岳・餓鬼岳・唐沢岳

2017年8月2〜4日(金) 参加者:3名

  • 燕岳は、白と緑と岩のオブジェにまたやられたという思いでした。
  • 餓鬼岳へは、名峰を眺めながらではあるものの、登山経験を試されるタフでトリッキ-な縦走路でした。
  • 唐沢岳は、常念山脈の北端を飾る山として放っておけないマニアックな岩山。スタミナ不足が命取りとなりそうなアップダウン連続の登山道でした。


[1日目:8/2 (水)] 厚木駅6:40→穂高駅駐車場9:40→中房温泉登山口10:40→燕山荘15:30

 決行か中止か?台風5号による天気予報に直前まで振り回されましたが、8/1の昼頃、細い高気圧が日本列島の中間付近の東西に張出したので、台風の影響を受けないと判断し予定通り決行しました。
 初日は燕山荘までの行程なので少し気は楽でしたが、8月の炎天下、合戦小屋のスイカを目指して我慢の登りでした。
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[2日目:8/3 (木)] 燕山荘4:10→燕岳4:36→餓鬼岳分岐5:46→東沢乗越6:53→ケンズリ10:27→餓鬼岳小屋11:53/12:09→餓鬼岳12:13→餓鬼岳小屋(泊)12:30

 この日の予定は餓鬼岳登頂後、唐沢岳まで足を伸ばそうと予定していたのですが、シミュレーションが役に立たないくらいハ-ドな岩場の縦走路でしたので、無理をせず餓鬼岳小屋でゆっくり休むことにしました。(多分ビ-ルをガマンできなかった?)
このコ-スは岩場が苦手な人はさぞ辛いコ-スとなるでしょうし、東沢乗越の下り登りもそれなりの体力が無いと厳しいので、大人数での行動は避けたほうがいいと思いましたが、縦走路からの眺望は名峰のオンパレ-ドが魅力的です。この圧巻の景色があったからこそ私たちも歩けたのかもしれません。
 餓鬼岳小屋の夕食は、餓鬼岳と唐沢岳を目指す登山者が二泊するケ-スが多いため、1日おきに「ちらし寿司」か「炊き込みご飯とおでん」と決まっているとの口コミです。この日は後者の方でしたが、炊き込みご飯がすっごく美味しくて、どんどん胃に収まりました。


[3日目:8/4 (金)] 小屋4:40→餓鬼岳4:43/4:50→唐沢岳7:27/7:50→餓鬼岳10:40→餓鬼岳小屋10:45/11:40→大凧山山頂13:11→白沢登山口18:00

 この日は唐沢岳を目指すかパスするか?厳しい行程になることはわかっていたので、それぞれの心構えが重要なため希望者のみとしましたが、前日の話し合いで3人とも目指すことになりました。 結果、無事に登頂でき無事に下山できたことはメンバ-にとって大きな自信となりました。苦労の末に飛び込む眺望の素晴らしさも一入であったことは言うまでもありません。
 一方、餓鬼岳小屋から白沢登山口ル-トは崩壊が多く、木梯子は半分腐っているような不安定なものや、沢の縁の急斜面の濡れ岩をトラバ-スするというトリッキ-な箇所も多く、個人的には超上級者ル-トであると感じましたので、登山経験の浅い方は立ち入るべからずと報告したいと思いました。
折も折、下山後に通じたO.Sさんの携帯に新ハイ本部リ-ダ-の訃報という衝撃の知らせを受け、改めて私たちが無事に下山できたことを喜びあったことは言うまでもありません。安堵の思いで一杯になりました。そして、無理をせず諏訪インタ-で仮眠をとってから翌朝小田原駅にて解散しました。
今回参加くださいましたO.Sさん、O.Yさんの技量に感謝いたします。お陰で素晴らしい景色を眺望でき、特別な山旅となりました、ありがとうございました。

(費用:高速代・ガソリン代 6,000円/人)

Script and Photo by S.

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