北関東低山シリーズ/旧倉渕村の双体道祖神と菅峰・丸岩・高ジョッキ

2017年11月18〜19日(日) 参加者:19名

  • 初日は雨のため、浅間隠山登山は諦め、倉渕村の双体道祖神めぐりになった。
  • 個性的な石像を訪ね歩き、「民俗学」的雰囲気を味わった?
  • 二日目は晴天に恵まれ、予定の三座に登頂を果たした。
  • いずれのピークでも他に登山者はなく、落ち葉を踏みしめながら、冬枯れの静かな山道を楽しんだ。
  • 宿は天然温泉掛け流し、食事も素晴らしくとても快適。リピーターになりたい!

 
 埼玉を出発した時の天気は薄曇りであったが、浅間隠山の登山口である二度上峠に着いた頃には小雨になったので、登山は中止という事になった。完全な本降りの場合は諦めがつくが、この小雨に、多少の未練が有ったのか、多くの参加者が駐車場のすぐのところにある、駒髪山(登頂まで15分)を目指して登って行った。気温は氷点位であっただろうか、じっとしていると身体が冷え切ってしまう程の寒さであった。
 二度上峠から旧倉淵村(現高崎市)に戻り、道祖神めぐりをやろうという事になった。水沼道祖神は比較的狭い範囲の中に20数体の石像が有り、中には際どい形状のものも有り話題に花が咲いた。去り行く秋の寒村の風景はもの悲しい反面、落ち葉の造る芸術がとても美しかった。それは銀杏の黄色に代表されたが、ところどころに残る紅葉の赤とのコントラストが非人工的で何者にも勝る芸術作品であった。
 宿泊は倉淵温泉、長寿の湯で、温泉は源泉掛け流し、24時間の入り放題という極上の宿である。15時から宴会を始めて登山談義に花が咲いた(?)が、消費した酒量も相当なもので、下戸の者から見ると特技を持った技術者の様にも思える、そんな雰囲気の豪快な宴であった。夕食も豪勢で食べきれない程の量と質であり、宿の誠意を感じたのは私だけではないと思う。夕食後もドンチャン騒ぎに近い状態での宴が10時まで続いたのは、参加者の意気投合と温泉宿の雰囲気の良さがマッチングした証であろう。やはり山小屋とは違う良さである。
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 2日目は快晴に明けた。須賀尾峠から、まずは上州の寂峰である菅峰に登った。登山道は落ち葉に埋まり、所どころ不明であったが、迷う事なく歩けた。全コースが落葉潅木樹に覆われているが、葉は殆んどが落ちていて見通しが良く、その間を冷気が漂っていた。頂上直下は急登であったが、それもひと頑張り済んだ。下山は同じ路を落ち葉を踏みながら一気に戻った。次に登ったのが、高ジョッキという変な名前の岩峰で、ピーナッツのように尖っていて、一見登れそうにないが、いざ取り付いてみると以外にも簡単に頂上に立つ事が出来た。三番目に登ったのが丸岩で、このピークは国道145号線の長野原草津口の方から眺めるとモンブランケーキの様な形をしているが、登山口から山頂までのルートにこの形状を確認出来るところは無い。登山口から頂上までの所要時間は30分弱である。
 女性的な菅峰、男性的な高ジョッキ、そしてこのニ峰の子供の様な存在の丸岩、この三座を登る事によって今回の山行は完結する。

 参加人数19名、レンタカー2台、マイカー1台、宿探しからやレンタカーの運転、その他、担当各位に心から御礼を申し上げます。本当に有難うございました。パーティ登山を認識し、そして実行した山行でした。

Script by O. and Photo by Ow., T.(T.) and K.(K.)

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