2017年12月14日(木) 参加者:18名
第2回目の岩トレーニングとなった今回は、多人数のため、練習場を日和田山から、阿寺の岩場に変更しました。このゲレンデに最も近い駅は、西武秩父線・東吾野駅であり、駅から3kmの山道沿いにあります。ゲレンデ下部の部分はスペースがあり、水も取れるため、一日、ゆっくりと練習できる場所であります。なんでも地権者様の好意で最近、開拓された比較的新しい岩場練習場ですので、大事にきれいに、かつ安全に使うことを心掛けたいと思います。
ともあれ、今回は西武線、高麗駅に集合し、車3台に分乗し、現地に向かいました。駐車場は2ヶ所、合わせて7台ほどのスペースがあります。歩いて5分ほどでゲレンデに着きます。一同、下部スペースで荷物を置き、どんな岩場か見上げてどんなルートができるのかなあとしばし、拝見。それぞれに登攀準備をし、めいめいに分散してルートを登り始めた。今回は多人数の為、前みたいに全員を集めルートを決めて、順番に登ったり、手順説明をしたりといった講習会のような練習は、意識してやめようと考えていました。新生電脳登山部に向けてのパーティ登山を目指すべく、一人一人が意識をもって岩トレーニングに取り組むためには、なるべく各自の勝手にやらせる方がいいとの判断です。勿論、危険のある岩場練習において、基本もない人を登らせるのは無謀との批判はあります。ただ、基本的なことは聞く姿勢があれば、その場でリーダーが指摘しますし、意欲的でなければ、登攀の安全性や合理的な手順は理解できないし、実践的でなければ身につかないことは、過去の岩練習での結論でした。
参加者各自がともに協力して、山行を作っていくという意思のもとに来年から結集するメンバーなら、岩トレーニングも各自の工夫というもので参加していただきたい。なにもうまく登り拍手喝采をうけるだけが参加ではなく、昼食の一工夫を考えてきて皆にふるまったり、ザイルの結び方を練習してきて、皆に伝授したり、他の会の岩トレーニングの違いはこうですとか、荷物運びを心掛けたりするのも一つです。くれぐれも講習会おそわり気分での参加は止めていただきたいと考えます。 そんなこんなで、朝一番から14時過ぎまで、ゲレンデは私たちの登山部の貸し切り状態で楽しく過ごすことができました。12月の時期は日が短いため、まだまだ挑戦したいルートを残し、早めの撤収を心掛けました。
最後に地権者(管理者)宅に支部長が使用料、駐車料を届け、今後ともよろしくという意味でお酒一本を持参したのは、山行は共につくり、一緒に楽しむといった電脳登山部の心配りでした。感謝!。
Script by K. and Photo by K., T. and O.
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