安達太良山スノーシュー

2018年1月19日(金)~20日(土) 参加者:7名 費用10200円

  • 初日はまあまあ、二日目は最高の天気に恵まれました。
  • 快適なスノーシュー歩行で、厳冬期の山を味わうことが出来ました。
  • くろがね小屋は快適。温泉最高!!大満足の山行でした。

19日 熊谷駅南口7:10=あだたら高原スキー場10:50ーくろがね小屋13:27(泊) 実働2:02
 東北道をひた走り、本宮ICから一般道経由であだたら高原スキー場へ。道路の積雪は少なく、すんなり登山口に到着した。
 スキー場は平日ということもあって、スキー林間らしい中学生の群れが目に付くくらいで、のんびりしている。ゲレンデの隅でスノーシューを装着し、いよいよ登山にかかる。江戸時代からある?馬車道を串刺しにするように真っ直ぐに登っていく。このところ新雪は積もっていないようだ。
 勢至平に上がってしまうと風当たりが強いのではと考え、登り切る直前で昼食にした。空は青空も見えるがだんだん雲が増えてきた。勢至平まで上がってしまえば、あとはなだらかなトラバース道だ。だが、先行者がワカンと平地用のスノーシューのため、谷側の足が滑り落ちてステップを崩すので歩きにくい。追いついて道を譲ってもらうと我々の登山用スノーシューのトレースになる。格段に歩きやすい。後続の方も歩きやすいことに気づくだろうか?
 小さな尾根を乗り越えると、今宵の宿「くろがね小屋」が見えた。真冬でも営業中、しかも源泉掛け流しの温泉付き。スノーシュー登山ベストコースの一つだろう。過去2回の経験から土曜日の宿泊は混雑するので、今回は金曜日にしたがそれでも宿泊者は20名ほど。あまりに少なかったら小屋が寒いのではと心配していたが、そこそこの人数で快適に休むことができた。夕刻一旦曇った空も消灯時刻頃には快晴となり、冬の星座が煌めいていた。



20日 くろがね小屋7:22ー安達太良山頂上8:29〜49ー薬師岳10:00〜20ースキー場11:30=熊谷駅南口17:40 実働2:52
 起床して真っ先に外に出てみると、空は薄曇りでちょっとがっかりした。しかし朝食を摂って準備をしているうちにどんどんと明るくなり、出発することには素晴らしい晴天になった。
 小屋前からちょっと急な斜面を直登して尾根を越える。すると支稜の上に安達太良山本峰が見えてくる。真っ白な雪面を横切り、頂上へと迫っていく。1時間あまりでやや風当たりの強い頂上肩に着いてしまった。各自スノーシューのまま、あるはスノーシューを外して頂上岩峰に登る。360度の大展望が待ち受けている。まず目につくのは豪快な爆裂火口を見せる磐梯山。そしてたおやかな峰が延々と続く吾妻連峰。そして遠くには蔵王連峰と、奥羽山脈南部の名峰が望める。前回は吹雪の頂上だったが、3度めの正直で素晴らしい展望に恵まれた。この幸運を山の神様に感謝したい。
 素晴らしい頂上をあとに、薬師岳に向かう。途中風あたりの弱い平原でのんびり休憩した。見事な快晴で青空と雪原のコントラストが素敵だ。歩き出せば薬師岳まで、いくども振り返りながら名残惜しく山を眺めた。
 薬師岳の「ほんとの空」標柱の前で最後の休憩。そして素晴らしい山行に感謝しながら、スキー場へと下山した。

 スキー場からは車上の人となり、途中地酒や名物のまんじゅうを買ったり、昼食時をとうに過ぎているのに続々とお客の来る「名店」らしいラーメン屋で腹を満たし、渋滞のない東北道をすんなり帰熊した。

Script by O. and Photo by K. and O.

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