秩父・大血川西谷石楠花沢右俣遡行・左俣下降

2018年7月15日(日)参加者:7名 費用:1000円 マイカー

  • 標高差約1000mの長沢山に至る石楠花沢遡行・下降
  • 大滝、小滝が連続、圧巻は30m大滝、15m3段と500mを越えるガレ場急登
  • 好天に恵まれるも、午後には雷雨予報も


行程
 駐車場6:27ーワレイワ谷出合7:15ー二俣7:30ー大滝9:32ー長沢背稜11:24ー長沢山11:39-52ー大滝14:23ー駐車場16:17

 前夜はオーナーO氏の酔人山荘泊、夕飯は近所の名店で小鹿野名物”わらじカツ”を食す。山荘に戻り軽く一杯やりながら、明日の沢遡行談義。まずはリーダーから午後には雷雨の予報があるので4時半起床、5時山荘出発の予定が示される。その後は完成なったクライミングウォールでボルダリングの基礎を実践し、22時半には消灯となった。
 朝はコンビニで朝食を済ませ、太陽寺入口の駐車場へ、準備を整えて6時半出発。簡易ゲートを越えて大血川の川音を耳に鉄橋を何度か渡り貯水槽のある鉄橋を渡って入渓となった。
 沢遡行も最初は快調に進みワレイワ谷出合を見送り、石楠花沢へ。ほんのわずかで二俣に到着し右俣へ進む。10m3段、4mトイ、そして30m大滝は巻き道でも結構高度感があり慎重に通過。その後は癒やしの小滝に続いて、穴潜りの滝は、ルートは左右あるが左はザックでは通過できそうもなく右側を通過、その後は小滝、5m、7mなどを快調に通過した。
 沢の水量も僅かとなり涸れ沢・ルンゼを越えてから500m以上の急登のガレ場、足下が崩れ易いので落石に注意しながら登る。時折”ラク~”を発しながら行くが斜度は45度以上はありそうだ。大岩からあと200mは斜度60度はありそうな斜面で直登を断念。で右側の尾根筋へザレ場をトラバース、石楠花のヤブを歩いて尾根に出た。あと一息で長沢山に着くと、なんと山頂にはビックリするような御影石の山名碑?が佇んでいた。山頂で空模様を眺めながら昼食を取り、早々の下山となった。
 微かな踏み跡を確認しながら沢筋めがけて急下降、沢筋に出て少し安心、その後がガレ場5~600mが続く。右側尾根筋を見上げると巨岩が剥き出し、何事も無いことを祈りながら通過を急いだ。
 水の流れる沢に出るとホッと一息、沢の下りも足場と手掛かりを見極めながら慎重に下って行く。大岩も動く箇所があり、乗るとバランスを崩すので気が抜けない。
 5m2段は難なく通過。続く35m5段の大滝は左側をトラバース、このトラバースもガレて滑る難所、リーダーの指示を得ながら慎重に下った。その後は4m、2条3m、大ガレを通過し、15m3段滝の前に一休み。気を入れ直し最後の15m3段を通過、登った右俣との二俣に到着、朝遡上した所なので少し余裕もでて楽しみながら下ることが出来た。
 沢筋の道に出て最初の鉄橋ではミツバチの2倍大の蜂の大群が出現、2名が被害になったが大事に至らず大血川石楠花右俣遡行、左俣下降が終了した。

Script by K. and Photo by T.

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