水根沢遡行山行 途中撤退

2018年9月16日(日) 曇のち晴れ 参加者:2名 マイカー


行程  武蔵浦和駅7:00 --- ダム駐車場9:00--- 水根沢出合い9:30--- 途中撤退地点10:30 --- ダム駐車場11:10 --- 武蔵浦和駅 15:30

 毎年、一度は通う水根沢、今年は3回目である。暑かった夏が終わりを告げ、朝・夕には寒さも感じられる時期になって、やってきたのには訳がありました。
 大した訳ではないのですが、今夏は台風にたたられ、天候不順のため、ことごとく山行計画がつぶれ、いい加減、どこか出かけたいの衝動を抑えきれずに、昨日の雨の増水を覚悟で行ったのでした。
 やはり、どこか甘く考えていたのでしょう。自然のサイクルを侮ってはいけない。普段、手慣れている沢とは言え、状況は変化していました。
 沢出合いでは、少し増水しているなあとは感じていたものの、何気なく渡渉開始。なんか水に入る回数が多いな、ちょっと岩肌が滑りやすいかなあとの感覚が、すぐ現れました。普段、何気なくスルーするトラバース箇所で、相棒のYさんが「あれ? 」という感じで横転。私はいつものパフォーマンスが出たとおもってみていたのですが、意外と真剣な顔つきに,???。
 ほどなく次の難所、水面から岩の平らな箇所に這い上がる箇所では、なんと上部から滝のように流れができているではないか。これはいかん。遠巻きしかないと左岸を高巻く。ここで戦意がかなり喪失。しかし、遡行をやめずにしばらく進む。ほどなく、左岸の残置ハーケンを使ってトラバースする箇所が出てきた。いつもは滝淵の近くまでよって、登っていくが、今日は深い。水も冷たい。後で撤退したときにこの滝つぼに飛び込んだが、、私の身長より深く、水を飲む羽目になった。上るときは手前左岸の岩を登り、滝上部に少し下る感じで登った。
 そしてすぐ、今度は右岸の残置ハーケンを使って滝左を登る箇所が出てきた。普段より水嵩が多いため、どうしても水没気味に岩にとりつくしかなくなり、一考することとなった。
 次の行程で予想される泳ぎの深さや懸垂下降地点の水流の激しさを考えて、ここは安直に撤退を決意。方向転換して蕎麦屋を目指すことにした。一時間ばかりの奮闘ではありましたが、沢での増水の厳しさを味わされました。
 次の機会は気合を入れ、なめずに来ようと、岐路につく二人でした。

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