宝登山と臘梅

2019年02月15日(金) 曇 参加者:5名

行程
野上駅ー宝登山ー長瀞駅(解散)

 春まだ浅い秩父路、野上駅前はひっそりとしていましたが、登山口に向かう途中の寺院の庭先には梅の古木が見事に花を咲かせていました。「鶯の名所秩父路の、南枝の梅花は誘っても、片言の初音の声はまだ稀にしか聞かれない。」天気予報では曇りで気温も低いとの事でしたが、無風で日差しも有り絶好の登山日和りでした。山路脇の落葉樹も新芽こそ出てはいませんでしたが、何となく春を感じさせる気配が漂っていて、歩く私たちの足取りも軽やかです。
 路は適度な上り下りを繰り返しながらも確実に登って行きます。すれ違う人はほとんど居ませんでした。林道を僅かに歩いて最後の登りになりましたが、ここが思いのほかの急登で息が切れました。登り着いたところが宝登山の山頂で多くの観光客で賑わっていましたが、それもそのはずで、頂上直下の南面は蝋梅の木が林立していて今が満開なのです。私たちは一つのベンチを陣取って、早速にリーダーが用意してくれた肉うどんに食指を働かせてしまい、その姿は真に「花より団子」そのものでしたが、その美味しさは格別でした。デザートはIさん手作りのケーキとコーヒー。本日の主旨は登山なのか花見なのか食事会なのか一瞬解らなくなる程の楽しい時間を過ごしました。
 宝登山神社奥の院にお参りをしてから蝋梅の咲き誇る林の中を散策してから、旧登山道を一気に下って駐車場に着きましたが、そこには観光バスも含めて多くの車が有りました。野上駅から宝登山山頂までが2時間弱の行程、山頂での休憩が約1時間、そして下りが30分程の山旅はこうして終了しましたが、早春の秩父路を十分に堪能出来た実に素晴らしい「小さな旅」でした。そして長瀞駅前で解散しました。ご一緒した皆様、有難うございました。

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