御坂山地・十二ヶ岳

2019年04月13日(土) 天候:快晴 参加:7名

行程
高尾駅南口7:10 = 駐車場8:51 ー 淵坂峠9:26 ー 毛無山10:49〜11:04 ー キレット13:00(ここで撤退) ー 毛無山14:27〜59 ー 淵坂峠15:40 ー 駐車場16:21 = 相模湖駅(解散)

 素晴らしい晴天で往路の車窓からも美しく雪化粧の富士山が大きく望めた。そして数日前の積雪がどうかと気を揉みながら、若彦トンネル入口近くの駐車スペースから出発した。
 淵坂峠への道はほぼトラバース道なので、春先のせいか一部路肩が崩れて歩きにくいところもあったが、指導標も完備しており普通に歩くことができた。峠からは樹間に富士山を見ながらの稜線歩きになる。はじめはやや急な登りだったが、途中からは緩やかになり、その頃から積雪が増えてきた。
 予定時刻に毛無山に到着し、初めて手前に障害物の無い富士山を見ることができた。快晴で素晴らしい景色だ。ただ富士山の雪肌に灰色部分がたくさんあり、どうやら表層雪崩が多発してデブリが重なっているようだった。ここから一ヶ岳、二ヶ岳、・・・と順に十二までピークを越えていく。
 しかし稜線上には20センチ以上の積雪があり、また随所にちょっと古ぼけたロープの設置された岩場があり、斜面のくぼみには雪が詰まって足場がわからず、イヤな道になってきて、ここで少々時間を食った。やがて十二ヶ岳を目の前にすると、雪が着くとどこを登るのかもわからない、驚くような急登が現れ、そこを直登していく先行者の歩みも極めて遅く、このまま進むのが良いのかと疑問に感じる道になってしまった。K氏、S嬢が先行して吊橋を渡りその先の登山道を見てくれたのだが、やはり見た目通り相当な急坂で路面も悪く、登高には時間もかかるし危険もあるとの判断で、残念だがここで撤退することにした。
 毛無山に戻っていくのだが、積雪は気温の上昇とともに溶け出して土と混ざり、足場にならない泥濘の中を歩くような感じになり、厄介な縦走路だった。途中何組ものパーティとすれ違ったが、まさに「お気をつけて」という気分だったが、聞けばほぼすべての登山者が、十二ヶ岳から直接西湖に下る道を取るそうで、文化洞トンネルを起点として毛無山に登り周回するのが現在のスタンダードコースらしい。
 毛無山に戻り、富士の大観を眺めながらゆっくり休憩した後、駐車場に戻った。帰路は若干の渋滞に捕まったが、比較的順調に相模湖駅にメンバーを送り届けることができた。

 今回初めて高尾駅集合で山行を計画したが、集合場所にしたコンビニには、我々と同様にここで集合してたとえば上高地に向かうなどというグループもあり、皆考えることは一緒と思った。高尾駅ではなく、次の相模湖駅にすれば集合時刻を30分近く遅らせても、登山口到着はさほど変わらないのではという印象を持った。幾度か試行錯誤して最良の集合場所を見つけようと思う。

Script by O. and Photo by S. and O.(O.)

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