• 難しいお花見のタイミングだったが、ツツジ平はアカヤシオ満開だった。
• バラ沢峠からの道は他パーティの誰ひとり出会うこともなく、静かにツツジたちに対面することができた。
• 折場駐車場はほぼ満車で、停めきれないクルマが徒歩10分くらいまで路上駐車していた。

行程
熊谷駅南口出発8:00→バラ沢峠10:10→ツツジ平12:13〜13:30→折場登山口14:05〜14:10→バラ沢峠14:47→水沼駅構内温泉→熊谷駅18:00解散（歩程実働2時間46分）

　例年5月の連休の頃見頃となる袈裟丸山のアカヤシオだが、今年の開花は少し遅れているようだ。3日に袈裟丸山に登った時はほとんど咲いていなかったが、去年の満開の様子を動画で見て、“アカヤシオの咲き乱れる様が見たい”、そんな思いで今回は”満開”を期待して、当初の予定より更に1週間遅らせての山行となった。

　アカヤシオの咲くこの時期は折場登山口の駐車場は早朝から車がいっぱいになるようだが、10時前に着いたバラ沢峠の広い駐車場は我々の車だけである。
　登山開始からいきなりの急登で息があがるが、新緑と始めはヤマツツジのオレンジ、入れ替わるようにトウゴクミツバツツジの艶やかな紫色が目を楽しませてくれる。標高1300Mを越えたあたりからアカヤシオが咲きだしてきた。1480M圏ピークまで登ると、あたり一面アカヤシオでいっぱい！思わず歓声が上がる。ツツジ平のアカヤシオへの期待に登りの足も速くなる。
　辿り着いたツツジ平は全周囲満開のアカヤシオで埋め尽くされ、観たかった風景に感動する。目の前に広がる素晴らしい景観をどう表現したらよいのかもどかしくて、「綺麗」としか言えない自分の語彙の少なさにオロッとなる。他に何組もの登山者がアカヤシオを堪能している。
　我々もゆっくり荷を下ろし、飲めや歌えや？花見の開始である。1時間以上もゆっくりアカヤシオを観て過ごして、なお見飽き足りない。でもそうも言っていられないので、咲き乱れるアカヤシオの林に後ろ髪ひかれる思いで下山を開始する。30分あまりで、折場駐車場に下山し、あとはのんびりと林道を歩いてクルマに戻った。

　登山の途中で偶然咲き誇る花に出会うと、急登の辛さも喉の渇きも忘れる位嬉しくなります。今回は偶然ではなく満開を予想しての山行でしたが、やはり美しい花(風景)に出会うと満たされた心持ちがします。今回初めて山行の係をさせていただきました。至らない係でしたが、アカヤシオの威力でご参加の皆様にはご満足いただけたかと思います。ご協力に心から感謝いたします。

Script　by　Ｏ.Ｙ.　and　Photo　by　Ｏ.Ｒ.　

峠から登り始めて少しで、ヤマツツジ登場！ すぐにトウゴクミツバツツジに主役交代。 トウゴクミツバツツジ、見上げてポーズ。 新緑に紫が映える。これからの登路に期待が膨らむ。 稜線上には何となく踏み跡がある。 稜線をトウゴクミツバツツジが彩る。 美しい紫のトウゴクミツバツツジ。 主役がトウゴクミツバツツジからアカヤシオに交代。 やがて花はアカヤシオだけになる。 この辺りはだいぶ花が散っているが、落花もきれい。 新緑の緑が美しい。遠景は赤城山。 これから進む稜線。アカヤシオが転々と咲く。 稜線の途中で”保険”の記念撮影。 曇り空でも花が映える。 地図上には歩道マークがあるが、踏み跡程度で時に途切れる。 ツツジ平に近づくとだんだんに花の密度が高まる。 落ちたばかりの花が綺麗で、地面にも花が咲いたよう。 稜線上はまるでアカヤシオアベニュー！！ 濁りのない清らかな花を愛でる美女たち。後ろ姿で残念！？ 見事なアカヤシオと袈裟丸山。ツツジ平にて。 ツツジ平でのんびりお花見。ノンアル酎ハイで乾杯。 ツツジ平のアカヤシオ。こんな感じで一周続きます。 ツツジ平で袈裟丸山をバックに記念撮影。 ツツジ平を後にする。 下り始めると周囲はアカヤシオ林。 折場登山口への下り道。名残のアカヤシオと赤城山の遠望。 林道の擁壁上のトウゴクミツバツツジとヤマツツジ。季節が移ろっていく。

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