北アルプス・白馬岳

2019年7月26〜28日(日)

  • 天気予報に一喜一憂の行先変更の山行でした。
  • 人気ルートは大渋滞、白馬のお花畑の黄色の絨毯は絶景でした。
  • 2日間の温泉旅館はゆったりモードで快適感100%。これで山小屋宿泊代の70%。
1日目(7/26)
 武蔵浦和駅-栂池高原駐車場-栂池ロープウェイ-栂池頂上駅-天狗原-栂池自然園-栂池駐車場-白馬八方温泉「雪の荘」(泊)

 武蔵浦和駅を7時出発、予想に反し一般道から渋滞が続き、高速道路も工事規制区間が多く予定時間を遅らせて午後過ぎて栂池に到着した。ロープウェイ駅前で登山届を提出すると「今からだと帰りのロープウェイの時間があまりないよ」の忠告を受け、今日は天狗原までにしようと歩きだす。天狗原までは登り1時間の距離、急登にも関わらずピッチは速い。
 ほどなく視界も晴れ、白馬乗鞍岳が前方に現れてきた。天狗原には木道が敷かれ、快適な草原を鑑賞できる。この地域の雪の多さを物語るように、一昨年訪れた際に一休みした祠は小高い森の上に見上げる形にあった。一休息と記念写真をとり、急いで下山。最終便にはまだ間があるのだが、ゴンドラ割引往復券には自然園の入場券がついているのを発見。これも入ってみなければ治まらない。自然園は予想以上に広域で全部見るには3時間かかると言われたが、持ち時間は40分、急ぎ足で木道歩道を回り、風穴の氷結をみて戻った。ここもなかなかの自然鑑賞を楽しめました。
 後は温泉旅館でのビールと料理を堪能して、明日に備えての早々に就寝となりました。


---- 小さな写真をクリックすると大きな写真が見られます。写真をスクリーンショーにして見ることもできます。 ----


2日目(7/27)
 「雪の荘」--猿倉駐車場5:05—白馬尻小屋6:15 –-大雪渓6:50-—お花畑9:40-—白馬山荘10:50 --—白馬頂上11:10/11:30---頂上宿舎12:10---大雪渓13:30—--白馬尻小屋14:30---猿倉駐車場15:40--「雪の荘」(泊)

 朝飯は前日旅館に頼んであった握り飯2個、ザックに詰め込み、玄関先の名水を汲み、猿倉へ4時15分に出発した。途中コンビニで昼食の調達をして30分ほどで駐車場に到着。ほぼ8割がたの車があり、猿倉荘前には30人ぐらいの登山客がいました。さっさと登山届をだして山道へ、ほどなく林道と合流、,これなら薄暗くても大丈夫。30分ほどで山道分岐へ着きここより登り、白馬尻小屋を目指す。少しもたついていると、後続登山者が次々と抜いていく。若者は元気だ。
 小屋前から前方の雪渓が少し見えた。印象として雪が少なそう。ここより20分ほど登るといよいよ大雪渓、アイゼン装着の登攀となる。驚くは前方の視界に登攀者の渋滞行列が出現していた。ゆったり登る一列の光景は人気ルートのすさまじさを感じました。でも疑問が、「アイゼン履いてるなら、自由に雪原をガツガツ登ればいいじゃん。なんで並ぶの。この角度なら落ちる心配はないでしょうに」 我がグループは、言葉通りガツガツと登り、行列を横目に追い抜きを敢行して、だいぶ前に前進できた。でも行列には納得の訳あり。ほとんどの団体登攀者は4本から6本アイゼンがほとんどで、雪道が固められているところが滑らなくて安全ということである。ステップを切っての登攀はできにくいということである。それと一列の方が山行管理がしやすいという鉄則も崩したくないというリーダー側の事情もあるのでしょう。山は大人数にはそぐわないというのは実感しました。  大雪渓の終わりでも一悶着。多数が休息したりするため、下り登山者の落石を受けやすく、怒号が飛び交う。「声出して、落石を伝えろ」ただこれからの急登が楽しかった。草原の花たちが色とりどりに可憐と清楚の言葉がぴったりの景色を演出していた。これがあるから人気ルートなのだ。
 頂上宿舎が見えて、やがて稜線から白馬山荘に至る。頂上まで20分。雲間に垣間見る絶景を堪能できる。下山路でウルップ草の群生を見つけ、「少し時期が遅かったか」でも頂上宿舎水場付近は紫の花が見事でした。お花畑になごりを残し、大雪渓に突入。雪のスペシャリストY氏はアイゼンもつけず下降。そのうちスキーのごとく直滑降を始めるのではとの勢いで降りていきました。結構、天候も悪くなってきたので視界がわるく、落石の岩石もあったので「怖かった」と女性から声がありましたが、全員転ぶこともなく無事、大雪渓を下りきり、ほどなく白馬尻小屋に到着。水分と食べ物を補給して、最後の山道を下りました。
 その頃には、今日の旅館の食事のことや焼酎割の氷を買うことなど、俗世の欲望に染まるのが早い我々グループでした。宿の料理は昨夜とは一変わり、満足のいくものでした。夜更けが長かったのか焼酎割の氷は案の定なくなりました。


3日目(7/28)
 特質事項なく省略。 無事 帰埼しました。

Script by Ki.,  Photo by Ka. and Ki.

---- 小さな写真をクリックすると大きな写真が見られます。写真をスクリーンショーにして見ることもできます。 ----