2020年6月21日(日) 参加者: 4名 費用:300円(熊谷駅からの燃料費) マイカー
行程
- 係にとっては実に三ヶ月ぶりの登山
- リハビリ兼ねてのつもりだったが、新ルートは手ごわかった
- 尻もちつきながらも、なんとか無事に完歩した
熊谷駅南口(7:10)=十二ヶ岳登山口P(9:05)ー主脈縦走路(9:45)ー十二ヶ岳(10:00〜16)ー中ノ岳(10:45〜57)ー小野子山(11:37〜54)ー林道登山口(12:44)ーP(12:56)=熊谷駅南口(解散)
前日の大快晴とはうって変わって集合場所の熊谷駅では小雨模様。それでも北に上れば多少は好転するはずと国道17号をひた走り、渋川につく頃にはすっかり路面も乾いて、晴れてないほうが涼しくていい!と負け惜しみ。
十二ヶ岳登山口では既に2台の自家用車が駐車してあり、我々は手前の路肩に車を駐めた。準備して出発。植林地帯を登るが、すぐに汗が吹き出す。自粛期間中の運動不足が早速露呈した。男坂を登り、出発から小一時間で本来なら北アルプス槍穂高連峰まで見える展望の頂上に到着。だが当然展望はなし。しばしの休憩の後、頂上を少し行き過ぎて頂上の北面を巻いて戻る女坂で下り、次のピーク中ノ岳を目指す。
30分ほどで比較的あっけなく中ノ岳に到着。そして三山の最後のピーク、小野子山を目指す。すると頂上を降りた鞍部付近で「小柄な」ニホンカモシカに遭遇。我々が近づいてもキョトンとこちらを見ている。どうやら子供のようだ。こちらが近づいたらお尻を向けて歩き出したが、少し歩くとまた振り向いて我々を見ている。特別天然記念物との貴重な邂逅であった。
そして今日最後のピーク小野子山に到着。三山縦走が完結した。昼食を摂ったり、写真撮ったりとちょっとのんびりして、ある意味今回のメインイベント、入道坊主(十二ヶ岳登山口をこう呼ぶらしい)へのエスケープルートを下山する。今まであった高山村設置の立派な標識ではなく、手製の標識と赤テープのみがルートを示す、踏み跡も定かでない道に入っていく。手製標識の記述通りの急峻な坂で、踏み均されていないためか、石が不安定。当たったら結構な怪我をすると思われる落石を誘発しながらの下山だ。ここは登りに使うべきだねと皆の意見は一致。ルートはずっと尾根通しにつけられているようだが、尾根が広いところは踏み跡が定まっていない。狭くなると多少踏み跡らしくなってくる。特に危険箇所はないが、とにかく急だ。灌木を掴みながら慎重に降りていく。それでも1時間かからずに林道に降り立った。最後は稜線を離れ、沢の斜面を下って林道にでる。降り立ったところは、ヤマレコにあったGPS記録とは異なっていたが、少し林道を歩くと尾根の突端近くに赤テープがあり、そこからヤブを除けたような激しく急な踏み跡らしきものが登っていった。駐車地点から来た場合は、こちらの赤テープを先に見つけるので、ここを登ってしまう人がいるのかもしれない。このエスケープルートを登りに使う際には注意が必要だろう。見た感じ、われわれが下ってきた踏み跡のほうが圧倒的に楽だと思う。
以前に新ハイキングの本部山行で来た時は、かなりの部分が車道や林道であるコース、吾妻線小野上駅から甲里集落、雨乞山経由で三山縦走して小野子温泉駅まで7時間あまりをかけて歩いたが、今回はなんともあっけなく三山を周回することができた。全行程実働3時間あまり。楽しめるコースと言えるが、やはり展望が欲しいというのが本音だ。
Script by O. and Photo by K.(K.) and O.
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