那須連峰・苦土川井土沢遡行

2020年8月22日(土) 参加者: 2名 マイカー

  • 久々の那須方面の滝登り山行でした。
  • 状況調査が甘く、時間的制約もあり、下見程度の山行となりました。
  • 道中は旧街道の面影が残り、木枯らし紋次郎が裏街道を密かに抜けていく雰囲気の山道でした。
行程
  Y氏宅(5:00)--- 東北自動車道---ゲート前(8:30)---三斗小屋跡(10:00)---井戸澤出合(10:20)---大滝出合(11:30)---ゲート前(14:00)

 目的地が遠目なのと参加メンバーが2名のため、時間的融通が利くので5時に出発となりました。東北自動車道は比較的すいており、予定通りに深山湖ダムの周囲を通り、行き止まりと思った路上脇に駐車して、出発準備をした。同様の車が3台ほど止まっていたため、道はここまでと思ってしまった。先ず最初の間違いでした。
 続いて、砂利道の山道と反対の通行止めの橋の横を通って進んだことが間違いでした。20分ぐらい進んでY氏がGPS確認をしたところ、おかしいとなり引き返した。まあ、これぐらいのロスは山行には付きものと思い直したて最初にあった砂利道を進む。意外と道が広く車も十分通れるなあなどと話しながらすすみながら、嫌な予感がしてきた。ひょっとして、車でまだ来れたのかもしれない。歩く距離を間違えたか。
 予感どおり、30分ぐらい進んだら通行止めゲートが出てきた。ここからが予定の1時間歩く山道か。少し戦意喪失。でも時間はまだ早い。山の坂道は急な林道。汗の量も多くなってきた。
 休みを入れながらやっと三斗小屋跡に到着。昔の宿場宿あった雰囲気、神社もある。立札もある。登山道、沢方向の矢印もあったので、道を外れ、脇道へ進んだ。前から地元の二人ずれが現れ、道が違うと親切に教えてくれた。結構、右往左往したのでここら辺で途中撤退を考え始めた。
 ともあれ井戸沢出合まで急いだ。一応出合いと思われる地点に来たが、水がない。涸れ沢である(資料には出合は涸れ沢とかいてあった)。疑心暗鬼で登り始めるも足取りは重い。20分ぐらい登ると水の音が聞こえてきて、丸太堰堤が見えてきたら水流がでてきた。左側お助けロープを使い堰堤を越えると、そこからやっと沢らしい沢登りが開始しなる。水がきれい。快適に岩の間を登っていくと間もなく堤防かと間違った一枚岩の滝がでてきた。左右から登れる。また少し進むと大滝が現れた。15mの苔のついた滝である。右側樹林帯部分にハング気味のルートが見えたが、そろそろ時間切れと感じ、戻る厄介を考え大休止、撤退とした。
 帰る途中の街道沿いの川の釜で一泳ぎの余興が妙に楽しかった。巷の猛暑がうそのような冷え冷え感を味わえて、今回の山行をよしとした。

Script by K. and Photo by Y.

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