御坂山脈・三方分山からパノラマ台

2021年4月24日(土) 参加者: 6名

  • 晴天のもと、富士山の眺めを楽しみながら歩いてきました。
  • 自粛期間後のリハビリにはちょうどよい行程でした。
  • 登山道清掃中のため、ゴミ下ろしに協力してきました。
行程
相模湖駅7:00=精進湖北岸駐車場8:17-精進諏訪神社8:32-38ー女坂峠9:40-三方分山10:30-11:00-パノラマ台13:00-20-駐車場14:20=新湯治場「秋山温泉」(入浴)=高尾駅(解散)17:50

 予定通りに相模湖駅で集合。だが今日の高速道路の混雑はそれほどでもないらしい。電車からおりてくるハイカーもまばらだ。相模湖インターから一路河口湖インターまで高速道路。そして国道139号線を走り、目的の精進湖北岸駐車場まで1時間あまり。あっけないアプローチ。
 道中から既に晴天下の富士山が丸見え。一見雪が多いが、西側に回り込んだらだいぶ黒い部分が多いようだ。準備を整えて、女坂峠への道を歩き始めるとすぐ左側に精進諏訪神社があった。今日はのんびり山行なので立ち寄ってみると、国の天然記念物という樹齢1200年の大杉がまっすぐ空に向かって聳えていた。すごい迫力だった。神社も茅葺きの趣ある建物で、眺めているうちにお参りするのを忘れて出発してしまった。
 やがて山道となり御坂山地主脈への登りになるが、登山道はよく整備され歩きやすい。古くから峠越えの生活道路だったようだ。すんなりと峠について一休み。このあたりからはずっと、ミツバツツジが美しい紫の花で私達を迎え、そして見送ってくれた。
 峠からはすぐ前に三方分山が見える。ところどころ近年の大雨で崩れたと思しき稜線を迂回しながら、頂へと登っていく。傾斜がゆるくなると頂上の一角。そして程なく目新しい「甲府名山」という標柱のある三方分山頂上に到着した。頂上はほぼ樹林帯なのだが、富士山が見える方だけ伐採されており、寄生火山の大室山を抱いたいわゆる「子抱富士」がよく見えた。
 ココからはパノラマ台に向かってひとときの縦走路を行く。右手には木の間ごしに八ヶ岳や南アルプスが白い峰を輝かせているのだが、枝の密度が濃くて山座同定もままならない。ちょっと欲求不満。やがて本日のもう一つの目的地、パノラマ台に到着。
 たくさんのハイカーが休んでいる一角に、清掃登山の若者たちが集結している。何でも富士山周辺にゴミが多いと世界遺産登録が取り消される?らしく、地元をあげてキレイにしているそうだ。しばらく休憩した後、そんな話を聞いてしまった以上は協力しなければと、私達も全員一つずつ回収されたゴミ袋を持って下山することにした。下り道もよく整備されており、難なく朝出発した駐車場近くに降り立ち、指定された場所にゴミ袋を置いて、いいコトした気分で山行を締めくくった。

Script by O.r. and Photo by K.(K.) and O.r. 

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