北アルプス/八方尾根スキー合宿

2022年03月24〜26日(土) 参加者:2名 


 3月24日早朝、3年ぶりに八方尾根スキー場に向かうことができた。ここ最近、コロナ禍で遠出と多人数制限などの規制があり、何となく自制的に遠ざかっていましたが、やっと待望のゲレンデに行くことができました。
 5時30分 出発。順調に関越道、上信越道を通過し、9時30分頃、予約の民宿ばんぶらんに到着できました。ここは今回企画リーダーY氏の30年ぶりの馴染みの古宿であるらしい。早朝到着にもかかわらず、宿の女将に早速、部屋に案内され、スキー支度に着替えた。思っていたより気温が暖かい。Y氏も女将と30年前の話で打ち解け、話の流れで私とは同い年とわかり、何となく和みが出て、居心地の良い旅となる予感がした。
 ゲレンデリフトまで歩いて10分以内。リフト乗り場前まで雪がなく、スキーをかついで歩く、最初のリフトに乗り、次に4回ほどのリフトに乗り継ぎ、一気に八方山荘があるリフト頂上まで来た。リフトに乗り継ぎの間は、段々と過去の苦戦の滑りの記憶がよみがえってきた。山荘前で滑走準備を整え、いざ滑り降りることになった。幸いにことに、午前中であったためにコースにこぶがなく、傾斜の急さだけを気をつけていれば何となく無事に滑ることができた。まずは無難なスタートであった。それでも久しぶりなのと急なコースの連続ですぐ疲れが脚にでる。2~3回の滑降で「ちょっと休みましょう」の声となる。付き合ってゆっくり滑ってくれているY氏には気の毒であったが早めの食事休憩となる。
 うさぎ平のレストランで「山賊定食」を頼む。量が多いけど何となく固い肉のフライであった。ちょっと不評で明日は違う昼食にしようと思った。しばしの休憩のあと、午後の滑走となる。コースの雪が重くなっている。なんか妙に疲れる。急の高度2000,mが堪えてきた。ほどなく「もう帰りましょ」の弱音になった。早々の引き上げに宿帰宅は2時30分。女将に「帰りが早すぎ、こんな客はあまりいない」とたしなめられる。一日目はこんなもんでしょうと4時からの温泉とビールをたしなむ。夕食が豪華だった。「ちょっとビールが早かったなあ」と感じる多品のおかずに余すことなく全部平らげた。大満足の夕食と心地よい疲れで早々の就寝となったが、Y氏はワールドカップの大一番は見逃さなかった。
 2日目、気合十分、「今日は唐松まで行くぞ。」天気は快晴である。9時前、リフトに乗り込む。頂上10時前準備完了、ビーコン掲示してゲートを通過する。はなから引き気味の私は、山スキーで滑れる斜面は少なく、急斜の登りでY氏とは引き離される。30分かけて第一ケルンを通過し、何とか八方池まで登るのに1時間半程かかった。風も強くここまでが限界と決め、下りを決意。雪質は凍り気味、私は横すべりで先に降りる。200mぐらい降りて振り返ると見事なシュプールを描いて、Y氏が滑り降りてゆく。次の急斜が難所で滑りでは滑降できなかった。なんとか山荘まで戻って一息つく。
 12時過ぎてうさぎ平レストランでもつたり休息。ゲレンデに戻るも雪が緩み、コースがいたるところにこぶができてきて、滑降疲れが倍増。ゲレンデルートを一気に滑り下りれなくなってきた。最後の滑りではY氏との差は20分以上引き離された。なんとも上達は難しい。夕食はまたまた豪華、生ビールが旨かった。
 3日目、朝から曇天、9時から雨予報。 疲れも溜まっており、午前の滑走はやめとして早々に帰玉と決定した。昨日、転んでひざを打ったところが痛かった私はホッとした。また来よう。来年は2月頃。滑りやすい雪質の時には最高のゲレンデだ。

Script by K. and Photo by Y. 

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Kさん山スキー上手くなりました 師匠の華麗な滑り