御坂山地/釈迦ヶ岳から黒岳周回

2022年04月17日(日) 参加者:3名 

  • 甲府盆地を走る中央道からは、素晴らしく端正に見える釈迦ヶ岳へ。
  • 御坂はまだ春浅く、木々は冬の様相だった。

行程
 相模湖駅6:54=スズラン駐車場8:04〜12ー釈迦ヶ岳9:58〜10:14ー日向坂峠11:00〜08ー黒岳12:06〜30ー新道峠13:08〜18ー駐車場14:08〜17=(道の駅で道草&高速道路の渋滞につかまる)=相模湖駅16:23(解散) 実働4時間43分

 本来山行予定は前日だったのだが、あまり天気予報が好ましくなく、本日のほうが良いということで、参加者の了解のもと日曜日の山行になった。しかし予報はさらに悪い方にずれて、変更しても大差ない天候であった。
 早朝の高速道路はこの時期まだ空いており、すんなりと予定していた登山口付近に到着した。しかし、駐車スペースは道路の端で、どうにか無余地駐車違反にはならないか?という状態だったので、止むを得ず少し登った先のスズラン群生地駐車場に車を駐め、そこから舗装道路を下った登山口まで歩くことにした。

 登山口からはまだまだ冬の様相の斜面を登っていく。足元にスミレの花はあるものの、他に春を感じさせる要素は皆無だ。しかも空はどんよりと曇り、結構寒い。それでも急坂を登って稜線に出て、さらに急な岩混じりの道を登れば、本来なら大展望の釈迦ヶ岳に到着した。登山口から1時間あまり。なかなか快調な出だしだ。天気はよくないけど、暑くなくていいや!と負け惜しみ気分。
 頂上からは登り同様の急な道を下りきって、穏やかな稜線歩きとなる。樹高のある木が多いので、周囲の展望は得られない。葉のある季節ならなんにも見えない状態だろう。時々樹間に雲をかぶった目指す黒岳が見えるが、気分はあがらない。なお日向坂峠のゲートはまだ冬季閉鎖らしく閉まっており、わずかの時間に2台の車が登ってきたが、通り抜けはできなかったと思われる。
 気分は晴れないがそれでも峠からは1時間足らずで黒岳頂上へ。ここでのんびり昼食にして、さぁあとは下るだけと御坂山地主稜線を元気に歩き出したのだが、スズラン峠からの下山路入口には、崩壊のため登山道進入禁止の看板が!よく見ると更に10メートルほど先にも同じ看板がある。これは本気かもと解釈して、まだ時刻も早いことだし、少し遠くなるけれど今売り出し中の新道峠の展望台「ツインテラス」を周ってみましょうと更に縦走を続けた。緩んでいた気分のせいか、途中破風山の登りは結構キツかった。
 ツインテラスは昨年完成した富士山の展望台で、笛吹市が大々的に宣伝している。確かに富士山を高いところから眺められる場所は、今まで御坂峠を除いては登山者でないと行けなかったが、ここならバス終点から徒歩5分ほどで、一般観光客も容易にたどり着ける。しかも御坂峠からは手前の山が肝心な富士山を少し隠してしまうが、ここからなら隠される部分が非常に少ない。うまくすれば一大観光スポットになるかもしれないと思わされた。勿論今日は何も見えない!
 来週月曜日からバスが走り始めるという林道をしばらく歩き、スズラン峠からの登山道が横切るところから、スズラン群生地に向かう登山道に入った。軽快に下っていくとあっけなく群生地に降り立った。林床を埋め尽くすかのように貴重な日本スズランが咲くと言う。そんな時期のこの界隈での山行もいいかもしれない。
 帰路は既に高速の渋滞情報があり、思案しながらの運転であったが、試しに上野原ICで降りて国道20号線を行ったところ、比較的速やかに相模湖駅に着き、ここで解散とした。係は更に高尾山ICまで下道を行ったが、目立った混雑もなく帰宅できた。

Script and Photo by O.r.

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