2022年09月26日(月) 参加者:10名(内非会員3名)
行程
飯能駅(9時00分~9時05分)→天覧山(9時47分~57分)→神久山(10時17分~27分)→太郎坊(10時35分~40分)→雨乞池畔(11時00分~33分)→多峯主山(11時43分~50分)→展望広場(12時04分~40分、昼食)→巾着田(13時15分~14時35分解散)
飯能百名山の後半戦(秋の部)は今年初めての秋晴れの中、第一回目が慣行された。猛暑とコロナ騒動が続いた今夏は多くの山屋が登山を控えていた事が予想される中、おそらく参加者の体力も落ちているであろうというKリーダーの深謀遠慮の上の計画であろうか、先ずは低山から歩こうという事になった。
飯能駅から天覧山の登山口である能仁寺までは車の行き交う車道歩きである。天気はこの上無い快晴で汗ばむ程であった。能仁寺の境内を左に見て、ここから山路に入る。いくつか有る登山道のうち今回は岩ルートを歩いて頂上に立った。低山ではあるが展望はすこぶる良く眼下の飯能の街並みが美しい。登山者も多く、それぞれの立場で低山の魅力を楽しんでいるのであろう。
次に登ったのが神久山である。天覧山のすぐ隣の山であるが落葉樹が繁茂する山頂は「登頂」という目的を持って訪れない限り、その存在すら知られない不遇の山である。名称もカグヤマなのかシンキュウヤマなのか、正確名は解らなかった。そして登頂第三峰が太郎坊である。この山も昭文社の登山地図には載っていない寂峰である。展望が無いところも神久山と同じで無名の兄弟峰の様な印象であったが、この様な山に登れる事が飯能百名山を目指す指針の一つにもなっている事が自覚出来て嬉しかった。
そして今回の山旅の主峰が多峯主山である。太郎坊から静かな山路を歩いて行くと路は頂上直下で二手に別れる。今回は左手方向の雨乞池ルートを採った。雨乞池畔には大きな四阿屋有って大休止を摂った。ここから10分程で山頂に着く。大展望に大勢の登山者。多峯主山は低山ではあるが名峰なのであろう。この賑わいと快晴の日差しから昼食は避けようという事になり、高麗駅へ下るルート上に有る展望の良い広場まで下った。貸し切りの広場は大きな住宅地を挟んで日和田山が対峙している。開放感が抜群のところでゆっくりと時間を取っての昼食であった。
そして最後に訪れたのが巾着田である。彼岸花の群生は他に類を見ない程の美しさで有ったが、それにも増して驚いたのは見物客が多かった事である。月曜日にも関わらずその数は正月の有名寺院の初詣並みというもので、自分達のペースでは歩けなかった程である。それでも途中で河原の木陰の下で大休止をして雑談出来た事は意義が有ったように思う。高麗川の流れは美しい。
「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」方丈記、鴨長明。
Script by O.N. and Photo by K.
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