2022年12月15日〜16日(金) 参加者:8名
- コロナ禍で中止していたイベント山行がついに復活。今回は泊まりで忘年山行。係のIさん、ありがとうございました。
- 宿泊した吉田元気村は温泉もある大変快適な施設。また来たいとの声多数。
- 毘沙門山はアドレナリン出まくりの緊張を強いられるコース。来年の「忘年山行」はもう少しお手柔らかに願いたい!!
15日 行程 日尾城址往復
上尾駅等集合7:30ー倉尾ふるさと館駐車場10:54ー日尾城址11:46〜56ー鎖場上(昼休)12:03〜30ー駐車場13:13〜25ー小鹿神社参拝13:42〜14:06ー吉田元気村14:24(泊)
まずは秩父盆地の奥、合角ダム先の倉尾ふるさと館(平日は休業らしい)に車を駐めてすぐ南側にある日尾城址に登る。ここは牛首峠から観音山に向かう際に通る小ピークで、過去にもしばしば通過していた地点。登山口には城址への指導標があり、民家裏の里山という印象を受ける。だが今回は大量の落ち葉に途中で道を失い、相当な急斜面をお助けロープを頼りに登る羽目に陥った。
ヒーヒー言いながら何とか城址にたどり着けば、「お城なんだから、簡単に登れたらすぐ落城だ」と名(迷?!)解釈。そして少し観音山寄りの鎖場を抜けた陽だまりの岩畳で岩盤浴風にお昼休憩にした。ここでは奥様方のお弁当爆弾が炸裂して、完全に満腹。「元気村に着いたらピザ焼くんだよ」と係の声に、反応できないくらいうろたえた。
帰路は城址の手前にある指導標から明瞭な登山道を下る。途中少し怪しいところもあるが、何とかスムーズに下山できた。そしてまだチェックインには早すぎるということで、小鹿野の小鹿神社に詣でることにして、車を走らせる。神社は能舞台もある由緒正しそうな佇まいだが、バイクの祈願を前面に押し出しているぶっ飛んだ神社のようだ。私達がいる間にもライダーがやって来ていた。
程よい時刻になって、旧吉田町の吉田元気村に入った。今回は9人用のコテージを借りたが、設備は十分で快適に宿泊できる。なんと言っても薪ストーブがありがたい。まず5名が別棟のピザ焼き工房に出向き、用意された材料で各々ピザを作った。職員の方が、次々と釜でピザを焼いてくれて熱々のピザをコテージで味わうことができた。今年は諸事情で暴騰しているボジョレーヌーヴォーやボルドーの銘醸ワイン、見たことのない越乃寒梅などでいい気分になりながら、さらには奥様方特製の豚汁をたらふく頂いた。幸せな一夜になりました。皆様に感謝です!!!
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16日 行程 毘沙門山往復
吉田元気村7:49ー旧倉尾中学校奥駐車スペース7:58〜8:07ー送電線鉄塔8:46〜55ー長合沢ノ頭10:18〜28ー毘沙門山頂上10:43〜59ー838ピーク11:49〜58ー送電線鉄塔12:27〜31ー秘密の果樹園12:42〜13:05ー駐車スペース13:37(解散)
今日も素晴らしい晴天だが、そのせいでかなり冷え込んだ。が、ストーブの余韻もあってコテージ内は暖かく、朝食と室内の後片付けを順調に済ませて出発することができた。
旧倉尾中学校横の道を進むこと少しで路肩に駐車。ここから沢沿いの道を歩く。途中かなり傷んだ丸太橋があり、橋を渡らず飛び石づたいに沢を渡るよう誘導される。再び沢を渡るとすぐに、送電線巡視路の標柱があり、ここから登り始める。電光型に登ることしばしで稜線に出る。巡視路の標柱はこのあとも要所に立てられていた。
やがて巡視路は稜線を離れ北側におりていく。その後も今までと変わらない快適な登山道だ。838ピークで南に折れて、下りきるといよいよ長合沢ノ頭への壮絶な急斜面になる。木の根、木の幹に掴まりながら、時には四つん這いで滑らぬように慎重に歩いていく。一旦滑り始めたら、すぐに止めなければどこまで落ちるかわからない斜面。命の危険を感じるような道だった。
それでも何とかピークに近づけば多少傾斜も緩んで、一安心というところだが、帰りもここを下ることに気づいて、心はどんよりしてしまう。だが毘沙門山の頂上を間近に見る稜線に入れば、周囲の展望に心もいくらか晴れてくる。
頂上への最後の登りもなかなかの道だった。が頂上に立てば、360度の展望で、馴染みの山々を指呼することができる。係のI氏が設置した山名板を囲んで記念撮影。この板なら2〜30年は保つだろう。
さて登頂を果たしてこれからは無事に帰ることに専念せねばならない。頂上の岩峰を登りよりも慎重に下り、ひとときの安心な道を歩いて、長合沢ノ頭手前から右に巻くように伸びるかすかな踏み跡に入る。できればここでできるだけ標高を下げておきたいのだが、踏み跡は緩やかに下るだけで、結局急斜面の上部三分の一くらいのところで、登路に出てしまった。
ここからはまたまた木の根木の幹に掴まりながら、時には後ろ向きに下るような急斜面の下降になる。それでも何とか全員無事に下りきり一安心。それにしてもすごい急傾斜の稜線だ。秩父の山は全く侮れない。
あとは稜線を辿って戻るだけと、ようやく人心地ついて838ピークで休憩したあと、秘密の果樹園に立ち寄り駐車場所に戻った。
Iさん来年もお願いで~す!できれば登山コースはもう少しお手柔らかにお願いいたしま〜す。
Script by Ow.R. and Photo by Tu. and Ow.R.(O.)
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