2023年4月9日(日) 参加者:4名
行程
元気プラザ駐車場(9時15分~20分)→二俣の沢(右又の沢を行く)→一般道との分岐(9時50分)→無名の肩(10時15分~20分)→武川岳から山伏峠と続く縦走路(10時30分~40分)→武川岳(11時10分~40分)→三叉路のピーク(12時05分)→西名栗・鍋コーシ林道(12時40分~45分)→旧名栗街道自動車道(13時00分)元気プラザ駐車場(13時10分~15分)
武甲山は人気の有る山である。里山に花々が咲き誇り新緑は眩しいばかりである4月の第二日曜日。天気は快晴であり絶好の山日和となれば尚更であろう。一の鳥居の駐車場はすでに満車であり、ここに通じる車道の両脇も駐車の列が長くタクシーも次から次へと登山者を運んでくる始末にリーダーからは「今日の武甲山登山は中止にしよう。」と提案があった。これに全員が賛成して車は一路、元気プラザの駐車場に向った。こちらも満車ではないかと一抹の不安が有ったが結果は1台の車も無く思わず歓声(?)が上った事が面白い。
元気プラザ駐車場からならば登る山は伊豆ヶ岳か武川岳という事になる。そこで以前、何かの資料で見た「狼様」という地名を思い出し、ここを捜しに行く事を提案すると全員が快諾してくれたのである。ただ、漠然とした記憶であり「狼様」とは何なのか、ましてや地図や資料が全く無い状況での行動という事になる。記憶では名郷方面から登った場合、前武川岳から本武川岳間の縦走路右側に記載されていたものであり、本武川岳に近いはずである。
よって元気プラザ駐車場から大栗沢林道を行く一般道を歩いて、この道が山路に入る(右方向にほぼ直角に曲がる)辺りから右折せずに直進するのだろうと思われたが、実際には沢の分岐や小さい尾根が幾つも現れて簡単に解るものではない。「山カン」という言葉が有るが本来の意味とは少し違う「ヤマカン」で小尾根に取り付いたのだが、この尾根が予想以上に急峻であり四つん這いになって登る始末であった。しかも人間の感というものはかなりいい加減なものであり思ったよりも左方向に進んでいた様で、前武川岳の少し手前の山伏峠へ続く山路に出てしまったのである。
無論このバリエーションルートが一般縦走路の何処かに出る事は認識していたのであるが、ルートファンティングとしては失敗の部類に入るのだろうと反省する次第である。 武川岳には先客が数人居たが喧噪感は全く無く、ゆっくりと昼食を摂った。山桜が美しい。
下山は一般道を見晴台と言われている地点の、少し手前の三叉路になっているピークまで歩き、ここから郡界尾根ルートを下った。ここもバリエーションルートですぐに岩稜帯が現れるが危険という程ではない。ここを越えると更に急傾斜の路になるが結果としては予定のルートより少し手前の尾根を下った様で、杉林の斜度はかなりのものであった。沢まで降り切った時は安堵の気持ちになり、林道に飛び出してやっと充実感が湧いて来たのだから短時間ではあったが、かなりの難ルートであった事は紛れもない事実である。
帰宅後に本日のルートを検証してみると「狼様」」は厳しい岩稜尾根の名称らしい事と、下山時に現れた沢は鍋コーシ沢、そして林道は西名栗・鍋コーシ林道であった。 リーダー及び参加の皆様の胆力の大きさに本心から感謝する次第である。ありがとうございました。
元気プラザ駐車場(9時15分~20分)→二俣の沢(右又の沢を行く)→一般道との分岐(9時50分)→無名の肩(10時15分~20分)→武川岳から山伏峠と続く縦走路(10時30分~40分)→武川岳(11時10分~40分)→三叉路のピーク(12時05分)→西名栗・鍋コーシ林道(12時40分~45分)→旧名栗街道自動車道(13時00分)元気プラザ駐車場(13時10分~15分)
武甲山は人気の有る山である。里山に花々が咲き誇り新緑は眩しいばかりである4月の第二日曜日。天気は快晴であり絶好の山日和となれば尚更であろう。一の鳥居の駐車場はすでに満車であり、ここに通じる車道の両脇も駐車の列が長くタクシーも次から次へと登山者を運んでくる始末にリーダーからは「今日の武甲山登山は中止にしよう。」と提案があった。これに全員が賛成して車は一路、元気プラザの駐車場に向った。こちらも満車ではないかと一抹の不安が有ったが結果は1台の車も無く思わず歓声(?)が上った事が面白い。
元気プラザ駐車場からならば登る山は伊豆ヶ岳か武川岳という事になる。そこで以前、何かの資料で見た「狼様」という地名を思い出し、ここを捜しに行く事を提案すると全員が快諾してくれたのである。ただ、漠然とした記憶であり「狼様」とは何なのか、ましてや地図や資料が全く無い状況での行動という事になる。記憶では名郷方面から登った場合、前武川岳から本武川岳間の縦走路右側に記載されていたものであり、本武川岳に近いはずである。
よって元気プラザ駐車場から大栗沢林道を行く一般道を歩いて、この道が山路に入る(右方向にほぼ直角に曲がる)辺りから右折せずに直進するのだろうと思われたが、実際には沢の分岐や小さい尾根が幾つも現れて簡単に解るものではない。「山カン」という言葉が有るが本来の意味とは少し違う「ヤマカン」で小尾根に取り付いたのだが、この尾根が予想以上に急峻であり四つん這いになって登る始末であった。しかも人間の感というものはかなりいい加減なものであり思ったよりも左方向に進んでいた様で、前武川岳の少し手前の山伏峠へ続く山路に出てしまったのである。
無論このバリエーションルートが一般縦走路の何処かに出る事は認識していたのであるが、ルートファンティングとしては失敗の部類に入るのだろうと反省する次第である。 武川岳には先客が数人居たが喧噪感は全く無く、ゆっくりと昼食を摂った。山桜が美しい。
下山は一般道を見晴台と言われている地点の、少し手前の三叉路になっているピークまで歩き、ここから郡界尾根ルートを下った。ここもバリエーションルートですぐに岩稜帯が現れるが危険という程ではない。ここを越えると更に急傾斜の路になるが結果としては予定のルートより少し手前の尾根を下った様で、杉林の斜度はかなりのものであった。沢まで降り切った時は安堵の気持ちになり、林道に飛び出してやっと充実感が湧いて来たのだから短時間ではあったが、かなりの難ルートであった事は紛れもない事実である。
帰宅後に本日のルートを検証してみると「狼様」」は厳しい岩稜尾根の名称らしい事と、下山時に現れた沢は鍋コーシ沢、そして林道は西名栗・鍋コーシ林道であった。 リーダー及び参加の皆様の胆力の大きさに本心から感謝する次第である。ありがとうございました。
Script by O. and Photo by T.
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