2023年4月17日(月) 参加者:5名
行程
登山口の久林バス停(8時37分)→無名ピーク(9時30分)→久方峠(9時33分)→雲ノ峰(9時43分)→大峰山(10時05分)→大仁田山(10時15分~25分)→いぼとり地蔵(10時50分)→愛宕山(10時55分~11時10分)→富士浅間神社(12時10分~35分)→間野富士山(12時50分)→大高谷山(14時05分~15分)→高窪山(15時53分~15時00分)→尾長バス停(15時25分着)
飯能駅までのアプローチ、そして各自の多少の歩幅の違い、更には歩行計のよる誤差が有ったとしても参加者全員の歩数がほぼ3万歩を示していた事は、今回の山行がかなり厳しいものであった事の証であろうか。通常の平地を歩く場合でも1万歩を歩くには1時間半程掛かる事を思えば3万歩は単純計算でも4時間半程になり、いくら低山帯とは言え山路である以上は登り下りが加わるのであるから、この事実は楽しい山行であった反面、修行僧の心理も解る様な達成感に満ちたものであったのである。
今回の登山の出発点は飯能~名郷バス路線の久林バス停である。ここから小沢峠に向かう車道に架かる橋を渡り名栗川右岸沿いに少し下り、細入沢沿いに久方峠を目指す予定で有ったが、このルートが今一不明瞭で結果的には細入沢左岸尾根を登った事になる。
この尾根には路が無く、ひたすら急斜面を登り辿り着いた無名峰が小沢峠から来ている一般ルートとの合流点であった。目指す路はここで直角に左方向に曲がり僅かに下ったところが久方峠であり、細入沢方面への路は進入禁止になっていたので登って来たルートが正しかった事になり、多少の嬉しさが有った。ここからの一般路は久方峠から雲ノ峰、大峰山、大仁田山、そしていぼとり地蔵から愛宕山へと続く。
大峰山は緑が美しい品格の有る山であった。上赤沢のバス停から直接登って来るルートが有る大仁田山も予想に反して他に誰も居らず、ひっそりとした寂峰の感が漂っていた。愛宕山は南面の樹木が伐採されていて日当たりも良く、所沢方面から都心までの展望が有り低山の割には名峰だと思う。そして下って行ったところが黒指集落で、まだ春の花の名残りが有り花の全盛期ならば間違い無く桃源郷だと思える山村であり、更には道端にシャガの花の群生を見るに及び、その感が大きくなった事は言うまでも無い。
ここから富士浅間神社までは車道歩きであったが、それほど長く感じなかった事は雷雨注意報の予報に反して好天だった事に加えて一般車が全く走っていなかった事、そして長閑な里村の中の道だったからだと思う。富士浅間神社で昼食を摂る。ここから奥社の有る間野富士山に登り山頂からはバリエーションルートを下ったのだが中腹に有ったタブの大木は、国の天然記念物だという事でそれはそれは見事であった。藪路を降りきり車道を少し歩いてから大高谷山を目指して再び山路に入り、この路もやがてバリルートに変わってゆき、あえぎあえぎ辿り着いたピークが大高谷山であるがここには何の展望も無かった。ここからの下りもバリルート。車道に出てここを左方向へ。嫌な登り道であったが峠を少し越えたところでリーダーが高窪山へのルートを発見して、これを登り切り尾長のバス停に無事辿り着いたのは15時25分。休憩時間も含めて7時間の行程であった。
一緒に歩き続けてくれた仲間に感謝する事と同時に、この複雑で面白いルートを緻密に設定して立案をしてくれたリーダーに御礼を申し上げる次第である。
全行程を通して他の登山者に全く会わなかった「貸し切り」の山だった事を付け加えて置こう。
登山口の久林バス停(8時37分)→無名ピーク(9時30分)→久方峠(9時33分)→雲ノ峰(9時43分)→大峰山(10時05分)→大仁田山(10時15分~25分)→いぼとり地蔵(10時50分)→愛宕山(10時55分~11時10分)→富士浅間神社(12時10分~35分)→間野富士山(12時50分)→大高谷山(14時05分~15分)→高窪山(15時53分~15時00分)→尾長バス停(15時25分着)
飯能駅までのアプローチ、そして各自の多少の歩幅の違い、更には歩行計のよる誤差が有ったとしても参加者全員の歩数がほぼ3万歩を示していた事は、今回の山行がかなり厳しいものであった事の証であろうか。通常の平地を歩く場合でも1万歩を歩くには1時間半程掛かる事を思えば3万歩は単純計算でも4時間半程になり、いくら低山帯とは言え山路である以上は登り下りが加わるのであるから、この事実は楽しい山行であった反面、修行僧の心理も解る様な達成感に満ちたものであったのである。
今回の登山の出発点は飯能~名郷バス路線の久林バス停である。ここから小沢峠に向かう車道に架かる橋を渡り名栗川右岸沿いに少し下り、細入沢沿いに久方峠を目指す予定で有ったが、このルートが今一不明瞭で結果的には細入沢左岸尾根を登った事になる。
この尾根には路が無く、ひたすら急斜面を登り辿り着いた無名峰が小沢峠から来ている一般ルートとの合流点であった。目指す路はここで直角に左方向に曲がり僅かに下ったところが久方峠であり、細入沢方面への路は進入禁止になっていたので登って来たルートが正しかった事になり、多少の嬉しさが有った。ここからの一般路は久方峠から雲ノ峰、大峰山、大仁田山、そしていぼとり地蔵から愛宕山へと続く。
大峰山は緑が美しい品格の有る山であった。上赤沢のバス停から直接登って来るルートが有る大仁田山も予想に反して他に誰も居らず、ひっそりとした寂峰の感が漂っていた。愛宕山は南面の樹木が伐採されていて日当たりも良く、所沢方面から都心までの展望が有り低山の割には名峰だと思う。そして下って行ったところが黒指集落で、まだ春の花の名残りが有り花の全盛期ならば間違い無く桃源郷だと思える山村であり、更には道端にシャガの花の群生を見るに及び、その感が大きくなった事は言うまでも無い。
ここから富士浅間神社までは車道歩きであったが、それほど長く感じなかった事は雷雨注意報の予報に反して好天だった事に加えて一般車が全く走っていなかった事、そして長閑な里村の中の道だったからだと思う。富士浅間神社で昼食を摂る。ここから奥社の有る間野富士山に登り山頂からはバリエーションルートを下ったのだが中腹に有ったタブの大木は、国の天然記念物だという事でそれはそれは見事であった。藪路を降りきり車道を少し歩いてから大高谷山を目指して再び山路に入り、この路もやがてバリルートに変わってゆき、あえぎあえぎ辿り着いたピークが大高谷山であるがここには何の展望も無かった。ここからの下りもバリルート。車道に出てここを左方向へ。嫌な登り道であったが峠を少し越えたところでリーダーが高窪山へのルートを発見して、これを登り切り尾長のバス停に無事辿り着いたのは15時25分。休憩時間も含めて7時間の行程であった。
一緒に歩き続けてくれた仲間に感謝する事と同時に、この複雑で面白いルートを緻密に設定して立案をしてくれたリーダーに御礼を申し上げる次第である。
全行程を通して他の登山者に全く会わなかった「貸し切り」の山だった事を付け加えて置こう。
Script by Oz.N. and Photo by Ki.
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