秩父・亀岳・観音山探索

2024年5月2日〜3日(金) 参加者:のべ4名

行程 2日
 法性寺駐車場9:45 ---- 般若山山頂10:30---亀岩上部尾根下10:50------亀岩探索11:45-----亀岩下部沢口12:00------法性駐車場12:30

 早朝の雨も上がり、天候はにわかに晴れ、快晴の熱い山行日和となった。
 参加者3名は、所定通り落ち合い、一路、秩父路を約2.5時間、車を走らせた。しばしの渋滞を抜け、予定より少し時間がかかったが、いつもの駐車場には車が1台だけであった。この時期の法性寺は山門の修理も終わり、ツツジが綺麗であった。今日の主目的山行は奇岩・亀岳探索であるため、荷物が少々重く、肩に食い込む。それでも気合は十分で、第一鉄塔まで一気に登ってきた。しばし休息の間に、同僚が蕨を見つけ、瞬く間に一束ほどを採取、「昔は、ばあさんといつも山にとりに行ったもので、熟練者は一目であるかないかがわかる」とその実力の一端を見せた。
 さあ、頂上から尾根伝いに今日の亀岳までたどれるか慎重に尾根分岐を確認しながら進む。T女史は写真撮るからと一般ルートを通り、亀岳の展望台ルートへと別れた。
 我々は尾根ルートの岩で突き当たる地点で右に迂回し、再び尾根に戻り、下ると意外に早く、亀岩の頭部部分の下に到着できた。そこから左側を巻くように下り、登れそうな地点を探すも、一枚岩の傾斜がきつく、われらの力量では無理と判断、諦めて下山を決めたが、同僚は「折角だから周り込んで下山しょう」と主張、それではと結構急な斜面をトラバース気味に降りてくると、下部は結構なだらかな斜面となっていた。それではと再び探求心が頭をもたげ、20~30分ほどウロウロすることとなった。そのうちに向かい尾根展望台に登山者を発見、大声を上げるとT女史がカメラを構えてわれらを撮ってくれた。便利な世の中で、携帯が通じ、下山口を打ち合わせ、無事の合流となった。
 念願の亀岩探索がかない、大満足の山行となりました。最後に下山通過の折、犬を抱きながら快く許してくれた地主さんに感謝です。

Script by K. and Photo by K. and T.

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行程 3日
 観音院駐車場 9:45------牛首峠 10:30------観音山 11:50-12:20------観音院 13:40----観音院駐車場 13:50

 久々の酔人山荘での夜会の深酒にもめげず、6時起床の男3人は、朝食のラーメンを啜った。味にうるさいY氏は、「伸びたラーメンなんか食えない」と文句をつけるも完食した。O氏は「俺はなんでもいつも旨い」とレーズンパンまで完食した。朝から気合十分で倒壊した松の木をチェーンソーで片付け、「飯を食った男の仕事だ」と息巻いた。
 ともあれ、天候は快晴、気温も適度、絶好の山行日和、観音山の岩場探索に行くこととなった。休日である。観音院駐車場につく道々には、巡礼の人が結構歩いている。駐車場もほぼ満員気味。札所巡りの人だけでなく、クライミングスタイルの登山者もいました。吾らももったり準備、林道は荒れ気味でいたるところに倒木が転がっていたが、それなりに跨いで谷あいに入った。ゴールデンウィークなのに一人もいない登山者。「今頃、伊豆が岳は、わんさかの人だろうな」名もないルートの良さを味わう。
 牛首峠までくると景観も良くなる。尾根の岩場でしばし休息、昔はこの辺りでロープさばきの練習をしたとのこと。さらにすすむと水平道。過ぎると、ジグザク急登が始まる。今日一番の急登を越すと観音山頂上である。ツツジの出迎えと結構な眺望が「今日は最高の山日和」の言葉となる。さあ、ここからが今日のハイライト。下山コースのバリエーション探索。下山のロープコースを外れ、地図を頼りに尾根をまっすぐ下ってみた。20分ぐらい下がるも急斜で行き止まる。地図上から推察して、下部はもっと危ない感じなので潔く引き返す。一般ルートで下山するも、少し物足りなかった一同、最後の所で沢沿いコースを下る。やはり滝で行き止まりを余儀なくされ、左側に巻いて難を逃れる。が、詰めの沢の下降で最後の1mの落差で尻落ち1名、回転1名と大慌て。O氏だけがわれらの様子を後ろから見て、慎重難を逃れた。「俺は一目で、危ないと判断できた。」とのたまう。巡礼者から昔はそこにも道がありましたが、今は使ってないですよとのこと。降りた地点の右には、朽ちた梯子がありました。あとでわかったことですが、私たちは観音院の滝の落ち口上部にいたことになり、罰当たり行為に軽い天罰を下したのだと思いなおしました。ただ仏様も後期高齢者には優しくてO氏だけは見逃してくれたのではと解釈しました。
 なにはともあれ、今日もハチャメチャな電脳山行プランを実行し、無事、降りてこられたことに感謝して、ソバ屋へ向かいました。

Script and Photo by K. and Photo by Y.

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