2024年12月10日(火) 参加者:7名
行程
- 昨年、惜しくも見罷られた電脳登山部会員Rさんを偲び、ご家族了承の下、有志が集まり追悼山行が行われた。
- 無風快晴の山日和、笑い声の絶えない山行となった。
- 空の上からRさんも、ご一緒に笑ってくれたのではないだろうか。
飯能駅前集合(8:30)=柏木山登山口駐車場(8:50)ージャンダルムⅠ峰(9:11)ーⅡ峰地点ーザイテングラート地点ー富士見の丘(9:38)ー柏木山[高ドッケ](9:50)ー赤根ケ峠(10:40)ー排水場広場ー龍崖山公園(11:15)ー燧山(11:43)ー龍崖山山頂[山賊ランチ](12:00~13:00)ー金蔵寺八耳堂(13:15)ー柏木山登山口駐車場(13:30)=飯能駅前《解散》
集合場所の飯能駅前よりマイカー参加のKiさんYさんのご厚意により、車にて柏木山登山口駐車場へ移動。
OzNリーダー挨拶の後、山行開始、先ずはジャンダルムを目指す。柏木山登山口から柏木山本峰へはいくつかのルートがあるが、最もマイナーな、ルートとしては北寄り、東尾根(仮称)を登るルートは『ジャンダルムトレイル』と呼ばれている。道中、無名峰の他ジャンダルムⅠ峰Ⅱ峰があり、ザイテングラートで本流登山道に合流するコースだ。急登、危険箇所は無く、なんちゃって感が強いが、何故か登山心をくすぐるコースになっている。
朝の空気は冷たいが日射しは暖かい。陽だまりを歩けば汗ばむ位だ。
登山口出発後約20分、尾根に乗り、なんちゃっての無名峰を越えれば、ジャンダルムⅠ峰に着く。言われなければ素通りしてしまうような、小さな広場だ。手作りのベンチや山名板のある、心地好い展望テラスになっている。小休止の後、ザイテングラートを経て、富士見の丘、柏木山本峰へ。
柏木山は標高303mながら展望は素晴らしい。筑波山から東京スカイツリー、大山、丹沢、富士山、奥多摩と、一望の下見渡す事ができる。晴天の今日は殊の外素晴らしい。
柏木山頂で大休止の後、静な峠赤根ケ峠から排水場広場を経て龍崖山公園へ向かう。
龍崖山公園では、龍崖山への登山口が公園最下部にある。「最下部迄下りず、何処か途中から藪漕ぎで前衛峰へ」との誘惑も有るが、ここは「急がば回れ」最下部登山口から燧山前衛峰を目指す。
登山口~前衛峰~燧山と地味にきついアップダウンを繰り返し、ようやく待望の龍崖山山頂に到着した。山下の飯能工業団地から12:00のチャイムが聞こえている時だった。
山頂は、此処も展望が開け素晴らしい。地元有志ボランティアによる、展望竹筒も健在だ。
お昼タイム。リーダーご持参のノンアルビールでRさんに手向け献杯。その後懸案のOzNリーダーによる山賊料理タイムだ。今回は、いつもの可愛い手製ポンチ絵の書かれたレシピが配られた。
①コッフェルを暖める。②バターを溶かす。③米(おむすび)を入れてほぐす。④醤油を入れて好みの加減にして完成。それでも足りなければ⑤ハムを細かく切って入れる。⑥ネギを細かく切って入れる。⑦その他各人の嗜好だが、本日は他の材料無し。 との事だった。
カンカンごうごう、船頭多くして船 山に上る。すったもんだの末、ようやく山賊料理の完成をみた。
《ハムとネギ香る濃厚和風バターライス》である。
醤油とバターの塩味が効いてなかなかどうして、空腹にしみわたる逸品だった。なんでも、50数年前のC大学山岳部の遠征中の定番料理だったそうである。
『名物に美味いもの無し。空腹に不味いもの無し。』
山歩きの辛さ苦しさが山頂で昇華され笑顔に代わるように、山賊料理も何故か昇華され、身体に沁みわたる。
ご馳走様でした。
かくして龍崖山山頂での山賊料理ランチタイムを楽しんだ後、金蔵寺八耳堂経由で柏木山登山口駐車場に戻り、飯能駅前にて山行終了解散となった。
OzNリーダー、お世話になりました。rTさん始め参加の皆様、お疲れ様でした。
かの日にか 共に歩みし 山々も
今日静なり 竹筒の先
(侘)
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