戸隠連峰・五地蔵山周回 〜キバナノアツモリソウの天然群落へ〜

2025年6月28日(土) 前夜発日帰り 参加者:5名

 
  • 花の開花状況と天候を見ての急な山行。
  • 入笠山のアツモリソウは保護下でしたが、天然の花園を求めて戸隠連峰へ。
  • 好天に恵まれ、まさに花園を満喫しました。
行程
 27日 熊谷駅南口19:30=泊地22:35(泊)
 28日 泊地6:24=戸隠キャンプ場入口駐車場6:56〜7:04ー一不動登山口7:27ー氷清水8:51〜58ー一不動避難小屋9:17〜35ー六弥勒分岐11:23〜27〜牧場13:18ー一不動登山口13:26ー駐車場13:49〜14:02=道の駅信濃14:24〜42=熊谷駅17:32

 「ヤマレコ」にて戸隠連峰にキバナノアツモリソウ群落があり今が見頃!!ということで、ゲリラ山行第三弾として計画者の実家前泊の山行を計画しました。

 朝7時すぎに戸隠キャンプ場下の登山者用無料駐車場に着きましたが、ほぼ満車状態。ほとんどの車が高妻山狙いと見えて、登山開始時刻が相当早いようです。なんとかあと数台の余白に車を駐めて、歩き始めます。牧場まで来ると、今日の行程が見渡せて気持ちが引き締まります。
 登山道に入るとすぐに、ヤマオダマキやクルマバツクバネソウ、ショウキラン、クリンソウなど見つけることができて、期待が膨らみます。徐々に傾斜が強くなり、沢沿いの道になると、なかなかの歩きにくい道で幾度か沢も渡ります。前回ここを下ったのが13年前。どうもだいぶ道が荒れているように感じます。
 やがて滑滝の鎖場から、緊張の登山道になります。花を見ている余裕は少なくなりました。それでも安定したペースで帯岩の大トラバースをこなし、お待ちかねの氷清水に辿り着けばホッと一安心。冷たい水で喉を潤し、もう一不動まではほど近い、としばしの休憩です。
 一不動の避難小屋前で休憩の後、お目当ての場所に向かって縦走路を行きます。ニ釈迦、三文殊、四普賢と息を切らして登り続けると、ありましたキバナノアツモリソウの花園!!一見すると花が草むらに埋もれて目立たない感じですが、たたみ一畳くらいの広さのところと、もう少し小さめの草むらに、異形の花が咲いていました。こんな顔の宇宙人が出てくる映画でもあったかしら、というのが素直な感想です。でも今やアツモリソウ、クマガイソウ類は絶滅危惧種だらけ。貴重な花を見ることができて、幸せなひとときでした。
 さてここからは五地蔵山を経て弥勒新道を下ります。急な下りがありますが、疲れた頃に比較的平坦な穏やかな道になる感じで、それを繰り返すうちに難なく牧場の一角に降り立ちました。早朝とうって変わって牧場の観光施設はお客さんで大賑わい。まだ夏休み前ですが、子どもたちもたくさん遊んでいました。地元にお金が落ちなければ、登山道の整備もままならない!!ということで、私達も多少なりとも財布の紐を緩めて、帰路に着くことにしました。

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